読書

十二国記

本屋でみかけた新作の話 十二国記:6年半ぶり新作「丕緒の鳥」発表 小野不由美の傑作ファンタジー 「丕緒の鳥」は、同誌のファンタジー小説特集に合わせて書き下ろした作品で、「慶国」を舞台にした原稿用紙90枚分の短編。今後の単行本出版などは未定。 図南…

不謹慎な経済学

Amazon.co.jp:不謹慎な経済学 Economics Lovers Live(著者のブログ) 韓リフ先生こと田中秀臣氏の本。ちょうど韓リフ先生が韓国ドラマについてばっかブログを書いていたときにブログを知ったので、この人は韓国ドラマが好きな大学教員という認識しかなかっ…

「文明崩壊」と「環境問題をあおってはいけない」

今、流行りの環境問題に関する本。不都合な真実は読んだことないけれども、こちらのほうがよっぽどセンセーショナルなのではないかと思う。 amazon.co.jp:文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上) amazon.co.jp:文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (…

子ども兵の戦争

子ども兵の戦争(Amazon.co.jp) わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 子ども兵──「見えない」兵士たちで紹介されていてずっと読みたいと思っていて読めなかった本。正月休みに読んでみた。ハードカバーだし、内容は重いし、よみづらいかな…

「言語技術」が日本のサッカーを変える

「言語技術」が日本のサッカーを変える(Amazon.co.jp) 光文社:「言語技術」が日本のサッカーを変える はじめに 1章 「言語技術」に挑戦するJFAアカデミー福島 2章 実践! ことばで鍛えるトレーニング 3章 論理でパスするドイツ・サッカー――なぜいま「…

年収10倍アップ勉強法

無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法(Amazon.co.jp) 私的なことがらを記録しよう!!:勝間さんのブログ なかなかおもしろかった。「なかなか」と使う理由は、私は仕事術系の本が好きなのでそういう本を数冊読んでいる身からするとハッとさせられるよう…

ブレインライティング

ブレインライティング(Amazon.co.jp) ブレインストーミングの欠点である 発言する人と発言しない人に極端に分かれる 考えるときに沈黙できない を改善するために提案された手法。この本は、プレインライティングの考え方とやり方、筆者オリジナルのブレイ…

モバゲータウンがすごい理由

モバゲータウンがすごい理由(Amazon.co.jp) 404 Blog Not Found:書評 - モバゲータウンがすごい理由で絶賛されていたので、読んでみた。 PC用サイトか携帯用サイトのどちらかに特化したほうが良い 携帯サイトは昔のイメージとは異なり今やどちらかといえ…

最高学府はバカだらけ

石渡 嶺司:最高学府はバカだらけ 以下のBlogで紹介されていたので読んだ。 大学プロデューサーズ・ノート:『最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情』 404 Blog Not Found:書評 - 最高学府はバカだらけ 光文社発行の書籍より 〈目 次〉 はじ…

暗号解読

暗号解読 ロゼッタストーンから量子暗号まで (Amazon.co.jp) おもしろかった。暗号に関する基礎知識といろいろなエピソードがしっかりと学べて、おもしろい一冊。特にお気に入りはイギリス政府に隠されていた公開鍵暗号の開発者たちのお話。公開鍵暗号の発明…

マイケル・ジャクソン(ビアハンター)追悼

asahi.com:英国の著名ビール評論家マイケル・ジャクソン氏が死去 マイケル・ジャクソンさん(英国のビール評論家)が8月30日、ロンドンの自宅で心臓発作で死去、65歳。30年以上にわたり、新聞や雑誌でビールやウイスキーの評論記事を書いた。自ら「…

意見表明の良い例

外国語で発想するための日本語レッスンで紹介されている「テクストの分析と解釈・批判」では、テキストを批判、あるいは解釈する場合には、必ずその根拠を批判、あるいは解釈するテキストから抜き出して説明しなければならないという規則があるとのこと。以…

外国語で発想するための日本語レッスン

外国語で発想するための日本語レッスン (Amazon.co.jp) まだ、読みかけだけれども。「これをすご本と言わずして何をすご本と言うべきか。」という思いがふつふつと沸いてくる。この本は本当にすごい。日々、英語と日本語で論文を読む、書く。また、研究費申…

 基礎からわかる情報リテラシー

奥村晴彦先生の本。はじめにが素晴らしいです。 Windows VistaやMicrosoft Office 2007など、特定のソフトの特定のバージョンの使い方を解説した「マニュアル本」は、巷にあふれています。しかし、それらは明日には役に立たなくなるかもしれません。それどこ…

グインサーガのリスト作ってたら消えた

Amazon.co.jpのリストマニアの機能を使って51-75巻のリストを作っていたら、間違えてブラウザ消しちゃった。あと3冊だったのに。がっかり。私のリストは以下のとおり。 Amazon.co.jp:リストマニア:Scatman JohnのCD Amazon.co.jp:リストマニア:真実の剣…

真実の剣シリーズ 第6部:魔教の黙示 第5巻

読了。心が熱くなる。第6部が傑作だといわれる理由がわかる。4巻のリチャードが周りを変えていくエピソードも、赤毛のアンシリーズの「サマーサイドのアン」のエピソードを思い出してすばらしかった。そして、この5巻のクライマックス。もし、少しでも興味が…

ライト、ついていますか‐問題発見の人間学(amazon.co.jp)

読み途中だけれども、メモ。 p.6:以上二つの解答群は必ずしも排反的でないが、少し違った方向性を持っている。この違いに気づくことによってわれわれは、問題は何なのか?とたずねる以前にあわてて解答を作り出そうとする、持って生まれた傾向に歯止めをか…

銃・病原菌・鉄

銃・病原菌・鉄(上) 銃・病原菌・鉄(下) 「あなたがた白人は、たくさんのものを発達させてニューギニアに持ち込んだが、私たちニューギニア人には自分たちのものといえるものがほとんどない。それはなぜだろうか?」 この本は、ニューギニア人ヤリ氏が著…

ダメな議論(amazon.co.jp)

正しい議論を見抜くための方法ではなく、明らかに検討する必要のない議論を見つけ出し、検討すべき対象を絞り込む技術というのが実用的で面白い。ただし、後半のダメな議論の典型例を解説するところでは、正直ついていけなかった。ダメな議論を選び出すチェ…

やばい経済学

すごく面白い本。その上、興味深いのは、「何かを調べようとしたときにどのデータを調べるか」ということに能力が必要であるということがわかる点にあるそれが顕著にわかるのが相撲に八百長があるかどうかを調べるという項目。50ページから52ページにその詳…

論文捏造

超電導の分野の研究で、一大センセーションを巻き起こしたというシェーンの論文捏造事件について関係者のインタビューに基づき作られた本。NHKのスペシャル番組を本にまとめたものらしい。非常に面白く興奮した。2000年ベル研究所の研究員であるシェーンがそ…

変わる商店街

商店街をどのようにしたら復活することができるかについて書かれた本。結論は、上記の「まちづくりの実践」と被る。面白かっ店は、 大規模店の出店規制を行っても商店街復活にはあまり効果がない 現在では、大規模店が商店街にないと、むしろ困る場合もある …

ドイツ史10講

西ローマ帝国崩壊から、第二次大戦後のまでのドイツの歴史を10回に分けて説明する本。神聖ローマ帝国に関して、さっぱり知識が無かったので良い勉強になった。

まちづくりの実践

どんな「まちづくり」があったのかを実例を挙げて紹介する本。良いなぁと思った節は、p.200の以下の一節。 新しい試みをどんどんやってゆくのもいいのだが、たまにはゆっくりと立ち止まってみることもいい。「まちづくり」に終わりはないのだから、焦っては…

考える力をつけるための「読む」技術―情報の解読と解釈

本の読み方に関して役にたつ。読む対象(図・表、統計、新聞、専門書、百科事典、年表、ウェブページ)別に注意点と読み方を指導してくれるので参考になる。ただし、著者の意見に同意できるかどうかは別の話。特に役に立ったなぁと思うのは次の主張。 はじめ…

「みんなの意見」は案外正しい

「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」内で紹介されていたので読んで見た。予測市場などの話はH-Yamaguchi.netでアカデミ賞予測市場が紹介されていたので知っていたし、ブレーンストーミングなどの話を知っていたので、なんとなく自分の知っている…

日経コンピュータ1月号:IT系学会の憂鬱

参加したワークショップで教えてもらったのだけれども、読んでみたら面白かった。内容は、日本のおけるIT系学会最大の学会、情報処理学会において産業界からの学会員が年々減少を遂げているという話。理由は、学会に参加するメリットがないから。どうしてメ…

カッコウはコンピュータに卵を産む〈上〉

コンピュータの名著・古典100冊 で紹介されていたので古本屋で購入。積読だったのだけれども、読み始めたら最高に面白いミステリー小説。10年以上前の話だけれども色あせない。

民意の主役 無党派層の研究

切込隊長BLOG:最近読んだ面白い本で紹介されていたので購入。データは面白かったけれども構成がぐにゃぐにゃしていて読みにくかった。データはためになる。

トンデモ科学の見破りかた -もしかしたら本当かもしれない9つの奇説

Amazon.co.jpの山形浩生のレビューを見ていて面白そうだったので購入。おもしろかった。特に太陽は二つあるか?という説を説明する途中ででてきた恐竜が隕石の衝突により滅亡したという話は、荒唐無稽な与太話だと思っていたので、これが科学的に認められて…