なかなかおもしろかった。「なかなか」と使う理由は、私は仕事術系の本が好きなのでそういう本を数冊読んでいる身からするとハッとさせられるような気づきは少なかったため。
おもしろかった点を箇条書きで
- 基礎が大事。基礎を学ぶ際には学校にいくのも一つの方法
- 英語のリスニングにはオーディオブックを使うのがおすすめ
- 家計簿を複式簿記でつけられるようにする(簿記3級程度の知識とのこと)
英語のリスニングにオーディオブックを使うというのは良いことを知った。確かに単語練習のCDとかを聞いてもおもしろくないのでどうしてもやるきが起きず幾度も挫折した。あと、家計簿を複式簿記でつけるというのも良いアイデアだと思った。クレジットカードの支払いがあるためうまく家計簿がつけられず困っていたところ。
一方で、ちょっと注意喚起もしてくれれば良いなぁと思った記述はp.52の「ヘッドフォンをけちらない!」という項目。ノイズキャンセリングやカナル型のヘッドフォンやイヤホンは雑音を遮断することから勧めておられるのだが、あくまでも電車通勤、バス通勤の人だけがこれらを使うべきであることをちょっと記述して欲しかった。
たぶん、勝間さんは電車通勤なのだと思うけれども、世の中には自動車通勤、自転車通勤の方もいる。「雑音を遮断」=「車の接近音、ふみきりや救急車などのサイレンが聞こえにくい」ということなので、自動車や自転車などの自分が能動的に動く必要がある人はノイズキャンセリングやカナル型のヘッドフォンやイヤホンを使ってはいけない。
何か今の自分じゃダメだ。何か勉強をはじめたい。というもやもやした思いを持つ人にとってはこの本は素晴らしい本だと思う。