Ubuntu 22.04 LTS でGit Credential Managerを使う

GitHubのリポジトリにHTTPS経由でPUSHするためにはGit Credential Managerを使う必要がある(パスワードでのログインが2021年で終了しているため)。Git Credential Manger をインストールする際のメモ。

github.com

事前設定

Credential storesの記載にしたがいながら設定する。

まず、gpgとpassをインストールする(該当個所)。

% sudo apt install gpg
% sudo apt install pass

GPGを使えるようにしたり、パスワードを保存しておくディレクトリの作成を行う。としてGitHubのユーザ名を使用した。

% git config --global credential.credentialStore gpg
% pass init <gpg-id>
% gpg --gen-key

次にキャッシュの設定を行う (該当個所)。

% git config --global credential.credentialStore cache
% git config --global credential.cacheOptions "--timeout 300"

Git Credential Managerのインストール

Debianパッケージを利用する (該当個所)。

最新版からDebパッケージをダウンロードしてくる。
github.com

以下の例でのダウンロードURLは最新版のものにすること。

% wget https://github.com/git-ecosystem/git-credential-manager/releases/download/v2.4.1/gcm-linux_amd64.2.4.1.deb
% sudo dpkg -i gcm-linux_amd64.2.4.1.deb
% git-credential-manager configure

初回アクセス時

ログインが必要な処理(git clone, git push, git pull)を行う初回時にGit Credential Manager経由でログインを行う。なお、日本語環境で運用していると「fatal: Default font family name can't be null or empty」というメッセージがでてうまくいかない。Git Credential Manager (GCM) でGithubへの認証をセキュアに実現する (Windows, WSL2, Linux)で記載のとおり、英語環境でgitコマンドを実行する。

% LC_ALL=C git clone https://github.com/...

すると、別ウィンドウが起動し、Git Credential Manager経由でGitHubにログインし、キャッシュの設定期間の間、GitHubのログインを自動化してくれる。

ASRock B550 Pro4 搭載機で画面に何も映らない状態になった

久方ぶりのパソコントラブルなのでメモ。

環境

2020年ぐらいに購入したカスタマイズパソコン。マザーボードはASRock B550 Pro4

現象

本来は電源ボタンを押したあと、ビープ音が鳴り、ディスプレイにASRockのロゴがでる。その後、Windowsが起動する。しかし、電源ボタンを押してもビープ音が鳴らず、いつまでたってもディスプレイに何も表示されない(シグナルなしというメッセージがディスプレイにでる)という状態になってしまった。

対処法

ボタン電池(CR2032)と電源を外して数時間放電し、その後、新しいボタン電池と交換したら復旧した。

解決してから気づいたけど、マザーボードに稼働状況を知らせるランプみたいなのがあったので、同様のトラブルがある人は取り扱い説明書を探して、そのランプでエラー判別をするのが良いと思う。

検索したときにみつけたASRock B550 Pro4 に関する別のトラブル事例

「Ryzen 5000系を使っているのだけど画面が表示されない」というトラブルについて、ASRock B550 Pro4 はハードウェア的には対応しているがファームウェアのアップグレードが必要で、アップグレードはPC起動中にしかできないという情報があった。
bbs.kakaku.com

メモ:はてな匿名ダイアリーの2023ラグビーW杯記事

先のラグビーW杯レビューを書いてくれていた人が、今回も書いてくれているので、当該エントリーをリンクする。

2019年ラグビーW杯のレビューへのリンク

「否認すれば勾留が長期化する」が成り立たないようにしてほしい

Twitterで以下のツイートを見た。

このコメントはADK前社長の植野伸一氏の言葉
digital.asahi.com

昨年10月に逮捕された植野前社長は長く否認を続けていたが、今年1月に一転して認め、約3カ月ぶりに保釈された。判決後には、「否認すれば勾留が長期化する厳しい現実を体感した。争わずに早期に勾留から逃れる選択をしたのは私自身なので、判決は真摯(しんし)に受けとめたい」とするコメントを出した。

私はこの発言が本事件において適切なのかどうかわからないけれども、この発言が説得力を持つようにふるまっているのは警察、検察、そして裁判所自身のこれまでのふるまいによると思う。

www.47news.jp

不動産会社プレサンスコーポレーションの創業社長だった山岸忍さん(60)は、無実の罪で大阪地検特捜部に逮捕され、拘置所での勾留生活を余儀なくされた。会社倒産の危機を前に、一代で築いた売上高2000億円超の会社も泣く泣く手放した。

だが山岸さんは約2年後、無罪判決を得て冤罪を晴らす。検事のからめ手による攻略にも、うそなく認識通りのことを答える「単純で率直な思考」の流儀で対抗した。無罪確定後も検察サイドが謝罪も検証もしないことに怒りを隠さず、国を相手取った賠償の請求や言論活動で闘いを続けている。その心境を聞いた。

別の事件、大川原化工機の事件。
www.tbsradio.jp
bunshun.jp

明らかに警察、検察、裁判所のふるまいにより、自身への信頼を棄損しているので、人質司法をどうにかやめてほしい。

Mendeley DesktopからZoteroへの移行

はじめに

2014年から書誌情報管理にMendeley Desktopを利用してきたが、Mendeley Desktopが利用できなくなるとのことなので、Zoteroに移行することとした。それのメモ。

書誌情報管理についての条件

  • 論文のファイル(PDF)はOneDriveを用いてデバイス間で共有
  • 論文の書誌情報はソフトウェアで管理
  • 論文執筆は基本的にLaTeX。このため、BiBTeX形式で書誌情報を出力できるのが好ましい。

Mendeley からのデータエクスポート

Mendeley DesktopからBiBTeX形式でデータをエクスポートしようとしたところ、自分で設定していたCitationKeyが反映されていないことに気づいた。そこで、Mendeley Reference Managerの方で書誌データを同期させて、こちらの方からBiBTeX形式でデータ(library.bib)をエクスポートした。こちらの方はちゃんとCitationKeyが反映されている。

Zoteroのインストール& Better Bibtexアドインの導入

ZoteroのサイトからWindows版をダウンロードし、インストールする。標準で日本語に対応している。

ZoteroはBibTeX形式のデータ(.bib)から書誌データをインポートできる。ただし、そのままだと、Citation Keyが無視される。

そこで、Better Bibtexアドインを追加する。Better Bibtexアドインには、文献情報から自動的にCitation Keyを生成してくれる機能がある。今回はそちらの機能狙いでなく、BiBTeX形式でデータ(library.bib)のCitation Keyが反映される点を利用する。以下のページ経由でGitHubのリポジトリへ移動し、 zotero-better-bibtex-XXXX.xpi をパソコン上にダウンロードする。

続いて、Zoteroの「ツール」→「アドオン」と進み、 右上の設定のアイコン(歯車のアイコン)から「Install Add-on from file」を選択し、ダウンロードしたzotero-better-bibtex-XXXX.xpi をインストールする。その後、Zoteroの再起動が求められるので再起動する。

BibTeX形式のデータのインポート

Zoteroのメニュー「ファイル」→「インポート」からMendeley Reference Managerでエクスポートしたファイル(library.bib)をインポートする。すると、Citation Key付きで書誌情報のインポートを行うことができる。