別府旅行:別府駅周辺(4/30)

別府駅の謎の像

謎おじさんの像。油屋熊八というらしい。

スーパーでお買い物

私にとっての旅行の楽しみの一つが旅行先のスーパーを眺めること。別府北浜にあるゆめタウン別府│イズミ・ゆめタウン WEBの食品売り場をじっくり物色。日本の場合、醤油やみそ、出汁、乾物が面白い。今回は以下のものをお土産がてら購入。大分じゃないものがちらほら混ざっているのはどうかご容赦。

安住紳一郎の日曜天国で述べられていたとおり、醤油コーナーのバリエーションは「おお、九州上陸した!!!」という実感を与えてくれた。あと、麺類におけるちゃんぽんの重要性は「すごい、長崎パワー!」と感じた。ちゃんぽん用の具とスープが売っているのはすごい。

とり天

大分名物のひとつに「とり天」があるらしい。お昼前に別府についたのでそれを食べたいと別府駅周辺の商店街を探していたところ、昼営業の居酒屋でとり天があったのでそいつをいただいた。鶏の胸肉を細目に切っててんぷらとして揚げたものなのかな?甘めのソースと合わせて提供されており、なかなかおいしいものだった。

飲み屋メニューがおいしそうだったので夜に探したのだけど、どこにあるのかみつからなかった。

お散歩(別府北浜~別府大学駅)

いくつかの公園があってのどかだった(前エントリー参照)。

別府湾の南側の工業地帯はいったいどこなのだろう?絵に描いたような工業地帯で興味深々。

あと、お散歩目的地の八幡浜とのフェリー、大阪・神戸とのフェリーはめったに見ないので興奮した。八幡浜は片道3時間でなければフェリーにのっていたところ。八幡浜ちゃんぽん食べたい。安住紳一郎の日曜天国2008年03月16日放送分「ちゃんぽんはなぜ群れるのか」で話題にでた八幡浜ちゃんぽん。興味深い。別府にもちゃんぽんあるのかな?

フェリーさんふらわのフェリー乗り場の片隅にあった歴代ポスター。ようこそ日本へ 1920-30年代のツーリズムとデザイン~東京国立近代美術館 - 発声練習を思い出した。4枚目の最後はまさにその時代のポスター。今こそ、東京オリンピックに向けて、こういう、海外の誤解に便乗して間違ったイメージを強化しました系のポスターを出してもよいと思う。間違ったイメージの増幅の中に真実とか理想とかを混ぜるのがかっこいい。





夜の部

色気なしで恐縮だけど、せっかく温泉街に来たのだから飲もうと思って夜の街へ。別府駅周辺は色っぽい店からラーメン屋までいろいろと取り揃えられている。
おなか空いていたので酒と飯が食べれる店を探して酒饌もり澤へ。

お昼にとり天を食べたお店で大分の日本酒を押していたので、刺身と合わせて日本酒をオーダー。まずは千羽鶴。米の味がして刺身にあう。続いて鷹来屋の辛口。九州は焼酎と思いこんでいたので、刺身にあう日本酒にやられた。この二つは砂肝のから揚げにも相性ばつぐんだった。

その店には大分の地酒は上の2つしかメニューに載っていなかったので、おいとまして、日本酒を求めて別府駅周辺商店街をうろうろ。色っぽい誘いが多々あったのだけど日本酒飲みたくてスルー。で、見つけたのが旬の匠。生意気いう客においしい日本酒出してくれてよい店だった。

最初のオーダーは「大分の地酒が飲みたいのですが」というもの。鷹来屋のあらしぼりを提供してくれた。先に飲んだ辛口とは違い、こめっぽい香なのだけど、後味は辛口という逸品。突き出しのゴマあえの刺身にも、ぶりにもどっちのもぴったりの酒。

次は日本酒は奥深いよと勧められた滋賀の酒「笑四季」。びっくりするようなまとまりの良さ。新潟とか北陸の良くまとまった氷のような日本酒。最初にすごくよくまとまったコメの味がして、その後、水のようにすらっと流れる。最初の甘さ、香りの高さからだと裏切られるような後味のキレ。お上手としかいえない。うまい。

続いて、山形の激辛「山法師」。単独でうまい。下手すると一晩で空ける酒。後味のよさがすばらしい。

最後に飲んだのが困っちゃう大吟醸栄光冨士。これ出されたら飲み終わった後に帰るしかない。この味の次に飲む酒が思い浮かばない。薫り高い大吟醸。

旬の匠の大将には良い時間をもらった。大将曰く、メニューに載っていないうまい酒はまだまだあるとのこと。日曜日が休みとのことなので、また月曜日に飲みに行こうと思っている。まさか、九州、大分で日本酒の深みに出会うとは思わなかった。