はじめに
職場のWindowsマシンの調子がわるく、Windows 10を導入して以後、久方ぶりにブルースクリーン(BOSD)に悩まされている。2年くらい問題なく使っていたのに、2024年9月後半ごろからBOSDが頻発している。このため、初期化し、それでもだめで、クリーンインストールした。
今後も何度か環境を整えなおす必要がありそうなので、インストールすべきソフトウェアをメモしておく。
Windowsインストール時の初期アカウントをローカルアカウントにする
Windows11 Homeの場合
- ネットワークに接続せずにインストールを行う(有線LANの場合はLANケーブルを外す、無線LANの場合はスイッチを切る)
- セットアップ画面になったら Shift+F10 でコマンドプロンプトを立ち上げる
- コマンドプロンプトで 「oobe\BypassNRO.cmd 」と入力する。
- 再起動したら、設定をすすめ、ローカルアカウントを作成する
Windows11 Proの場合
- 設定を進める
- 「このデバイスをどのように設定しますか?」が表示されたら「職場または学校用に設定する」を選択する
- 「サインインオプション」をクリックする。
- 「代わりにドメインに参加する」をクリックする。
- ローカルアカウントを作成する。
「ドキュメント」フォルダなどの場所を変更する
ユーザフォルダの下に「ドキュメント」フォルダなどがあると再インストールを行うときなどに面倒なので、別の場所に移動させておく。
- エクスプローラーを起動する
- 「ドキュメント」のアイコンを右クリックし、「場所」タブをクリックする
- 希望する場所に変更する。
同様に「ピクチャ」なども移動しておく。
予測変換を調整する
Windows11では予測変換で文字入力が遅くなっている気がするので、予測変換を切る。参考:IMEをカスタマイズして日本語入力を快適に、予測入力と辞書登録を活用しよう | 日経クロステック(xTECH)
- 設定を開く
- 「時刻と言語」→「言語と地域」→「Microsoft IME」→「全般」
- 「予測入力」を「オフ」にする
Microsoft Office 365
Word, Excel, PowerPointは仕事に欠かせない。大学がMicrosoft 365を契約してくれているのでアプリをダウンロードしてインストールする。
2024年11月24日現在の手順
- Microsoft 365にログインする。
- アプリ一覧を表示するアイコンをクリックし、「Microsoft 365」のアイコンをクリックする。
- 「インストールなど」からWindowsにOfficeをインストールする。
- インストール後に適当なOfficeアプリを起動し、サインインする。
Firefoxのインストール
普段使っているWebブラウザはFirefoxなのでインストールする。設定のバックアップ・リストアは以下のページを見る。
- 移行元のPCでユーザフォルダの「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles をバックアップしておく
- Profiles以下の「***.default-release」が設定データが入っているフォルダ(**.defaultはテンプレート?)
- 移行先のPCに新しいFirefoxをインストールし、一度、Firefoxを起動する。するとProfilesが作られるのでFirefoxを終了する。
- 新たにできた「***.default-release」フォルダに、以前の「***.default-release」の中身を丸ごとコピーする。
これで、ブックマーク、パスワードなどが全部移行できる。
OneDrive
OneDriveのディレクトリをユーザフォルダの下にしておくと、Windowsを再インストールしたときに面倒なので、別の場所に変えておく。
Shylpheed
Thunderbirdに切り替える前の古いメールファイルを読むためにインストール。アカウントの設定は誤送信しないように設定する。2024年11月24日現在、Windows用のバイナリーファイルがOSDNでしか配布されていない。
Sylpheedのインストールが終わったら、一度起動し、適当にアカウントを設定する。
その後、メールのアーカイブフォルダを設定する。
- C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Sylpheed へ移動する。
- folderlist.xml をメモ帳で開く(右クリックから「プログラムから開く」)
- メールのアーカイブフォルダを設定する。
- Sylpheedを開き、「フォルダツリーを再構築する」を実行する。
Adobe Acrobat Reader
PDFファイルを閲覧するようにAcrobat Readerをインストールする。間違ってAcrobatをインストールしないようにする。
TeraPad
テキストエディタ。UTF-8やUnix/Linux改行コードを扱えること、軽いことからずっと使っている。
インストールが終わったら、適当なテキストファイル(拡張子が.txt)を開き、標準で利用するアプリを変更する。
PuTTY
サーバにSSHでログインするために使用する。
- PuTTY
- PuTTYrv (PuTTY-ranvis)(日本語版)
PuTTYのインストール先(私の場合はC:\Program Files\PuTTY)にあるpagent.exeをスタートアップ(サインイン時に自動起動する)に追加する。参考:Windows 11のサインイン時に自動実行するアプリを追加・削除する方法:Tech TIPS - @IT。
- pagent.exeのショートカットを作成する(C:\Program Files\PuTTY以下には作成できないのでデスクトップ上に作成する)
- デスクトップ上のショートカットはTurtoiseGITなどのインストール時に利用するのでそのまま残しておく
- C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup にショートカットのコピーを置く
PuTTYにはエクスポート機能がない(このためレジストリーで設定のバックアップをとる)ので、秘密鍵と公開鍵だけ別途バックアップをとっておき、設定はのちほど追加する。
WinSCP
サーバとSSH経由でファイルを送受信するのに利用する。
WinSCPは設定をエクスポート&インポートできるのであらかじめバックアップを取っておいた設定をインポートする。
Unison
複数のWindowsパソコン間でローカルに保存したメールの同期をとるためにUnisonを用いている。
設定は過去エントリーのとおり。
Git for Windows
Windows上でGitを用いるためにGit for Windowsをインストールする。GitHubやGitLabにあるリモートリポジトリをHTTP経由で利用する際に必要なGit Credential Managerも一緒にインストールされている。
TortoiseGit
GitのフロントエンドであるTortoiseGitをインストールする。同様なフロントエンドにSourcetreeがある。私はTortoiseGitに慣れているのでこちらを使うが、Sourcetreeのほうがわかりやすいかもしれない。
Zoom
Microsoft Teamsも使うが、Zoomはやっぱり便利。
VMWare Workstation
ちょっとしたことならばWSL上のLinuxを使うのが良いが、普通のLinuxをつかったほうが良い場合もあるので一応環境構築。