提案:自民も野党も支持してない場合の投票先の選び方

はじめに

以下のエントリーを「反語(自民も野党も指示していない=どこにも投票先ないじゃないか!)や頭の体操(野党⇔与党、現与党=自民+公明。よって、公明党しか投票先ないよね!)」ではなく、そのままの質問ととらえて、投票先の選び方を提案してみる。
anond.hatelabo.jp

私の基本的投票方針

next49.hatenadiary.jp

国政選挙以外にも、属している学会の評議員や正副会長の選挙や、地方自治体選挙など結構投票する機会がある。毎回の選挙でちゃんと候補者調べた方がよいのだけど、そういう時間が取れない・気力がわかないというのも現状。

そこで、私が行っているのが「候補者に女性がいれば女性に投じる、女性がいなければ多様性が広がるように投じる」というもの。もちろん、こういう雑なフィルタリングだとよろしくない候補者に投じてしまう場合もあるが、無投票よりはマシだと思ってこうしている。

選挙制度について

衆議院選挙の制度は結構ややこしい。制度がよくわからないという場合はたとえば以下の動画をみてはいかがだろう。
youtu.be

総務省の選挙ページに投票の仕方が説明されている。
www.soumu.go.jp

自分の選挙区を探す

衆議院選挙は小選挙区と比例選挙区の2つがある。自分の住民票があるある自治体から選挙区を探す。小選挙区については、各新聞社やテレビ局が提供する「ボートマッチ」サービスを利用すると、冒頭で自治体名から選挙区を探してくれるのでそれを使うのが便利。ボートマッチサービスは後述。

総務省でも区割りの情報は得られる(ただし、選挙区からその選挙区内の自治体を探すという形式なので使いづらい)。
www.soumu.go.jp

比例選挙区は都道府県単位で設定されている。お住いの都道府県がどのブロックに属するかは以下のページの「比例代表選挙について」の表に記載されている。
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/senkyo/shu_teisu/pdf/map.pdfwww.soumu.go.jp

重視する政策・テーマがある場合の投票先の探し方

ざっくりとした重視する政策・テーマがある場合はボートマッチサービスを使うと便利。各新聞社や団体がサービスを提供してくれている。Googleで「ボートマッチ」と検索するといろいろとでてくる。

まず、全国紙。読売、朝日、毎日が提供。

テレビ局。

あと、選挙ドットコム

地方紙も地元の選挙区についてボートマッチングサービスを提供している場合もある。


選挙前になると各組織が「候補者アンケート」をとることが多い。そのアンケートの質問項目から自分が興味あるテーマを探すというやり方もある。Googleで「候補者アンケート」と検索するといろいろとでてくる。

候補者アンケートのまとめリンク


ある候補者を落とすために投票先を決めるという考えかたもある。たとえば、選択式夫婦別姓について以下のような運動がある。
yashino.me

主要党の討論も何回か開かれており動画で閲覧することができる。

10/12:日本記者クラブ
www.youtube.com

10/13:ニコニコ動画
www.youtube.com

10/14:テレビ朝日 報道ステーション
youtu.be

10/14 TBS: News 23
www.youtube.com

10/16 日本テレビ:News Zero
youtu.be

10/20 フジテレビ:日曜報道 THE PRIME
youtu.be

重視する政策やテーマがない場合:気にいった候補者に投票する

投票の基本ですが気に入った対象に投票する。ポスター、候補者の演説・SNS、選挙公報などみてきめる。

重視する政策やテーマがない場合:現状に不満がないなら与党に投票する

現状に不満がないならば与党(自民党+公明党)にいれるというのは妥当な考え。なお、自民党と公明党は選挙協力をしているため、小選挙区では片方の候補者しかいない。

重視する政策やテーマがない場合:現状に不満があるなら与党の対抗候補にいれる

与党候補者を落選させることを主眼において投票する。自分の選挙区の情勢調査(どの候補者が有利かの調査)を調べて、2番手につけている候補者に投票する。

重視する政策やテーマがない場合:多様性を広げる候補者に投票する

現在の国会議員の主たる属性は「男性」「高年齢」「健常者」「日本ルーツ」。多様な背景を持つ国会議員が増えれば、国会で多様な視点での検討が増えるだろうと期待できる。そこで、多様性を広げる候補者に投票する。

以下、参考まで。
mainichi.jp
www.tokyo-np.co.jp

go2senkyo.com
say-g.com

www.tokyo-np.co.jp
www3.nhk.or.jp

go2senkyo.com
www.idj.co.jp

重視する政策やテーマがない場合:2番手に投票する

なんでも競争させればよいわけではないが、一方で、何やってもペナルティがないならば、モラルを保つのは難しい。そこで、「落選する可能性があるぞ」ということを示すため、そこで、自分の選挙区の情勢調査(どの候補者が有利かの調査)を調べて、2番手につけている候補者に投票する。

おわりに

列挙した方法や参考リンクが検討の材料になれば幸い。