若手研究(B) 振り返り

2012年不採択だったテーマ(ただし、Aランク)を改善して採択を狙ったのだけど…。Cランク評価だった。

  • A : 応募細目における採択されなかった研究課題全体の中で、上位20%に位置していた
  • B : 応募細目における採択されなかった研究課題全体の中で、上位21%〜50%に位置していた
  • C :応募細目における採択されなかった研究課題全体の中で、上位50%に至らなかった

2012年の評価との比較。

評定要素 平均点(2012) 平均点(2013) 採択課題の平均点(2012) 採択課題の平均点(2013)
研究課題の学術的重要性・妥当性 3.25 2.25 3.23 3.50
研究計画・方法の妥当性 2.75 3.00 3.19 3.34
研究課題の独創性及び革新性 3.00 2.75 3.05 3.28
研究課題の波及効果及び普遍性 3.25 2.50 3.02 3.34
研究遂行能力及び研究環境の適切性 3.00 3.00 3.27 3.62

2012年申請書への指摘(1か2がつけられた点)

  • 研究構想や研究目的が具体的かつ明確に示されているか
  • 研究目的を達成するため、研究計画は十分練られたものになっているか
  • 研究対象、研究手法やもたらされる研究成果等について、独創性や革新性が認められるか

2013年申請書への指摘(1か2がつけられた点)

  • 学術的に見て、推進すべき重要な研究課題であるか
  • 研究対象、研究手法やもたらされる研究成果等について、独創性や革新性が認められるか
  • 当該研究分野もしくは関連研究分野の進展に対する大きな貢献、新しい学問分野の開拓等、学術的な波及効果が期待できるか
  • 科学技術、産業、文化など、幅広い意味で社会に与えるインパクト・貢献が期待できるか

2012年で指摘された部分「研究計画・方法の妥当性」と「研究課題の独創性及び革新性」のうち「研究計画・方法の妥当性」は改善はしたものの、2012年の申請書ではそこそこの評価だった他の部分が低い評価をもらった。そして、他の申請者のレベルが上がった。

2012年と2013年の申請書を読み比べてみると、2012年の方が一般的なことから今回のテーマの重要性について説明しており、2013年の方はこのテーマの直近の背景から説明を始めている。これが2013年に指摘された点の原因か。