メモ:Mozilla Thunderbird覚書

はじめに

勤務大学にて先進認証(OAuth2)しか使えなくなったのでメーラーをShylpheedからThunderbirdへ移行した。1年に1度は仕事環境を再構築することがあるのでメモしておく。

前提条件

  • メールを読む環境は、家のデスクトップPC、ノートPC、職場のデスクトップPCの3か所。3か所で読み書きできる環境を整える。
  • 現在は所属大学がMicrosoft 365を契約してくれているが、失職・転職などで当該アカウントにアクセスできなくなることを考えて、メールデータはローカルに保存する(このため、3か所にローカルデータを保存する仕組みを用意する)
  • 可能な限り、私用で使っているメールアドレス、Gmailなどもメーラー上で読み書きできるようにする。

現在使っているThunderbirdのバージョン

2024年10月1日時点で 128.2.3esr を使用している。

Thunderbirdの先進認証(OAuth2)への対応

  • Microsoft 365の先進認証(OAuth2)に対応している。
  • Gmailの先進認証(OAuth2)に対応している。

設定ファイルの保存場所

Thunderbird は、既定でプロファイルフォルダーをコンピューター上の以下の場所に保存します: "C:\Users\\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\"

メールの保存先変更方法

設定(初期設定?)の際に、メッセージの格納形式を「maildir形式」にして、メッセージの保存先を指定のフォルダにする。

インストールしたアドオン

  • Auto Address Cleaner:宛先メールについている「表示名」を送信時に除去するアドオン。
  • ImportExportTools NG:メッセージやフォルダのインポート・エクスポート機能を追加するアドオン

アドレスリスト

昨今はメーリングリストサービスの運営が厳しく、一定のメンバーにメールを一斉送信するのが難しくなった。そこで、アドレスリスト機能を用いる。アドレスリストはローカルなメーリングリストと考えてよい。事前に作成しておくと、メッセージ作成時に、メッセージ作成ウィンドウの「アドレス帳」アイコンをクリックすることで呼び出すことができる。

面倒なのはアドレスリスト自体をインポートできないこと。アドレスリストをエクスポートできるのだが、インポートすると単なるアドレス帳データとして扱われる。それぞれのThunderBird上でアドレスリストを作成しなければならないのはだるい。

年度別のメールアドレス管理

大学活動(研究室、教員など)や課外活動では年度ごとにメンバーがいれかわるので、メンバーごとにメールアドレスを管理したい。目的&年度ごとにアドレス帳を分けて管理しておけば、追加するのも・消すのも簡単になる。

なお、Thunderbirdのアドレス帳のインポート機能は、重複したメールアドレスも追加できてしまう。だるい。