〜先輩のイイ!!相談の乗り方〜
1. まずは相手が悩んでいる事を明確にする。
・・・相手が何を求めているかが分からないと解決にならない。2. 聞きたい事に対して答えを伝える
・・・答えが分かる場合:できるだけ具体的に答えから伝えるようにする。
・・・答えが分からない場合:分かる範囲で質問を投げかけて頭の中を整理させる。3. 課題設定をする
・・・では、次に何をするかを一緒に決める。
(粋blog - リクルートで働く新卒営業マンのブログ:よく陥りがちな相談に乗る時の失敗パターンより)
卒論生に対する私の基本的なふるまい
- まずは相手が悩んでいる事を明確にする:相手が何を求めているかが分からないと解決にならない。
- (卒論生の成長にちょうどよい課題であるならば)聞きたい事に対してわざと答えない
- 答えが分かる場合:まず、質問者に「自分はどうしたいのか」を尋ねて、その後、それをするためには何をすればよいのかを質問で誘導していく
- 答えが分からない場合:まず、質問者に「自分はどうしたいのか」を尋ねて、その後、それをするためには何をすればよいのかを質問しつつ、私も考える
- 課題設定をさせる:では、次に何をするかを質問者に決めさせる。そして、そう判断した根拠を質問する
なんと見事なプレッシャー型教育。確かに学生が私のところに質問しにくるのは嫌になるのが分かるわ。
(相談の)『イイ例』は最終的にどうすればいいか分かり
(相談の)『ワルい例』はなんとなくやる気が出たとしても本人に変化がない
と言う点が1番問題なのかなと思います。
(粋blog - リクルートで働く新卒営業マンのブログ:よく陥りがちな相談に乗る時の失敗パターンより)
卒論生は、最終的にどうすれば良いのかを知るために質問してくるのに、私はそれを自分で考えさせるように対応する。顧客が求めるサービスを返していないのでサービスとしては失敗。でも、答えを教えていたら、考える癖がつかないので教育の意味がないと私は思う。なるほど、学生が求める相談者像と私が演じなければならないと考えている教育者像の間にギャップがあるわけだね。勉強になる。
追記:
トラックバックを頂いたエントリーでは学校(研究室)と職場での違いについて検討されている。
先生が教えるのと働きながら仕事を教えるのではやはり考え方が全く違う。
- 相手が悩んでいるかを気にかける。
- 質問に来たことに対しては誠意をもって接する。
- 自分の考えを述べさせる。
- 答えは自分で導き出させる。
- わからないことに見栄を張らない。