おしゃれさと経済力

なるほどなぁと思った。

日本では、ごくふつうの女子高生や女子大生が、あたりまえのように高級ブランドを身に付けて歩いています。銀座や赤坂であれば、ほとんど全員と言って良いでしょう。しかしイタリアの女子学生は、どちらかといえば質素な格好をしています。具体例を挙げると、日本だと部活の遠征で着るようなジャージで歩いている若者が、けっこうな数いるのです。

つまり両国では、親が子供に与える金額に圧倒的な差があります。といってもヨーロッパの中では、イタリアは決して、子供を厳しく育てる国ではありません。むしろイタリアは子供を溺愛しすぎだと、北ヨーロッパの人から揶揄されるほどです。それでも日本と比べると、イタリアの子供たちは、「金銭的には」はるかに貧しいと言えるでしょう。
池上英洋の第弐研究室:イタリアの「オシャレではない」子供たちより)

親が我慢して、子供に贅沢をさせるというのは日本的というよりは東アジア的だと思う。中国、韓国、東南アジアの方々もこのような風潮を感じる。なので、東アジアの国々でおしゃれな女子大学生、女子高校生などが増えてきたならば、経済的には日本をキャッチアップする寸前と考えてよいのかもしれない。