汚名返上を文科省が試みるのは筋違い。
日本の大学生は勉強しない――。そんな汚名を返上しようと、文部科学省は、現役学生向けの「共通テスト」を開発する検討に入った。入学後と卒業前に2度受験すれば、在学中の学習成果の伸びが客観的にわかるようにする。結果を分析してカリキュラムの改善に役立てたい考えだ。
大学生の「能力測定」と位置づけ、年に1回、読解力、論理的思考力、批判的な思考力、文章表現力などを問うことを想定。大学の講義にどれくらい主体的に参加しているかといった学習態度のアンケートも課す。同じ学生が2度受ければ、成長度を「可視化」できると期待する。
対象は全国の大学。大学として参加するかどうか、何人の学生を受験させるかなどは、各大学の判断に任せる。文科省は、伸びが著しい大学の取り組みを公表するよう促すなど、成果重視の仕組みを作る。文科相の諮問機関である中央教育審議会の大学教育部会で具体的な検討を進める。
創造性をもち、かつ、リーダーシップのある学生を育てたいのか、中学生および高校生の強化版を欲しいのか。省や国として大学に発しているメッセージの整合性はとれているのか?
- 卒業研究における私の教育目標
- 何をクリアしていると卒業にたる能力と認められるのか?
- 卒業基準の厳格化は新卒採用の年齢制限撤廃とセットでないとできないよ!
- まともに卒業研究をしている学科・専攻は安泰
- 卒業研究必修化を行えるマンパワーはあるのか?
- なんで、全員が大学に進学してはいけないの?
- 日本の教育システムに関する今の私の考え
- 修論や卒論の廃止にすぐに賛成できない理由
追記:批判的に見るのではなく創造的に見るべきでは?という話
トラックバックをいただいた。私がフォースの暗黒面にとりこまれつつあるという指摘。確かに最近は大学系の話には否定から入ることは確か。