文部科学省は2日、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金事業で、返済滞納が増えているとして回収強化を求める報告書をまとめた。所得があるのに返さない場合はしっかり取り立てなければならないと指摘、卒業生の延滞率が高い大学などは学校名公表を検討する必要があるとしている。
報告書は、(1)窓口になっている学校側の説明不足で学生に借金の意識が希薄(2)支援機構の債権管理システムが旧式化している―と指摘。その上で学校側の指導強化や、債権回収の民間委託など支援機構の業務改善が必要としている。
支援機構の奨学金の貸与規模は1998年度から2010年度までで3・8倍に拡大した。一方で延滞が増加、3カ月以上の延滞者は09年度末時点で21万人。09年度の「返還を要する債権額」4兆140億円に対する延滞額は2629億円で、98年度の2・8倍となっている。
担当者はどなた?分析とその対応策が適当すぎると思う。
「窓口になっている学校側の説明不足で学生に借金の意識が希薄」って、ローンを「奨学金」と言っているがおかしいのでは?ちゃんと、有利子教育ローンと無利子教育ローンと名前を変えたならば、誰も誤解しない。
「支援機構の債権管理システムが旧式化している」の対応策が学校名公表?つまり、大学に回収業務を行えと言うわけですか。なんだそれ。
以前も書いたとおり筋がおかしい。