また、過剰反応始まった

ZAKZAKだから眉唾かもしれんけど、すっごくありえそう。以下、ZAKZAKの記事が正しいとして。

松屋「豚テキ定食」販売中止! 豚インフル被害拡大
全国720店で一時的に

メキシコを“震源”とする豚インフルエンザの影響を受け、牛丼チェーン「松屋」を展開する松屋フーズ(東京)は27日、メキシコ産豚肉を使用した「豚テキ定食」(680円)の販売を一時中止することを明らかにした。全国720店に告知文書を掲示し、順次メニューから外す。

「豚テキ定食」はメキシコ産豚肉をステーキ状に焼いたメニューで3月12日に導入。同社は「安全性に問題ありませんが、念には念を入れ発売中止に踏み切りました。もともと、メニュー入れ替え時期だったこともあり、このまま終売も検討中」としている。

定番メニューの「豚めし」(320円)には、主にチリ、米国産豚肉を使用しているため、販売を継続する。

なお、牛丼チェーン最大手の吉野家豚丼(ぶたどん)に使用する豚肉はカナダ、デンマークポーランド産で、すき家豚丼(とんどん)はデンマーク産。すき家豚丼の販売を23日に終了しており、両社とも「特に対応の予定はない」という。

これって豚インフルエンザをネタとした「松屋は常にお客様の安全について考慮しています」アピール以外の何者でもないよね。加熱したら大丈夫なんでしょ?

  1. 4月24日、世界保健機関(WHO)が、米国及びメキシコにおいて、人−人間でのH1N1亜型豚インフルエンザの感染事例が確認されたと発表しました。メキシコにおいては本病による死亡疑い例も報告されています。WHOでは4月25日緊急専門家会合を開催し、現在の状況は公衆衛生上の緊急事態であるとしつつ、当該会合においては、フェーズの引き上げを見送ったところです。現在、厚生労働省を中心に、WHO等からの情報収集を行うとともに、農林水産省としても関係省庁と連携して対応しています。
  2. 4月27日、内閣府食品安全委員会委員長は、豚肉の新型インフルエンザに係る安全性について以下のような見解を示しています。
    • 豚肉・豚肉加工品は「安全」と考えます。
    • 豚肉・豚肉加工品を食べることにより、豚インフルエンザがヒトに感染する可能性は、以下の理由からないものと考えています。
      • 豚肉は、従来から食中毒防止の観点から十分加熱するよう言われていること。
      • 万一、ウィルスが付着していたとしても、インフルエンザウィルスは熱に弱く、加熱調理で容易に死滅すること。
      • 万一、ウィルスが付着していたとしても、インフルエンザウィルスは酸に弱く、胃酸で不活化される可能性が高いこと。
  • Q: 豚肉を食べたり調理したりして、豚インフルエンザはうつりますか?
  • A: うつりません。豚インフルエンザは食べ物からはうつりません。豚肉や豚製品を食べたりしてもうつることはありません。ちゃんと調理されたものならば安全です。

こういう、思い込みや印象を利用したお客様のこと考えてますアピールは本当に嫌だ。松屋のこの振る舞いは松屋自身は特かもしれないけど、他の豚肉を扱う食品店、加工業者、レストランや食堂に対してダメージを与える行為だ。しかも事実に基づかない思い込みを強化するというやり方で。これは、自分で自分の首を締める行為だと思う。

ちなみに、松屋フーズのWebサイトには、「豚テキ定食」販売中止に関するプレスリリースはない。