Mendeley DesktopからZoteroへの移行

はじめに

2014年から書誌情報管理にMendeley Desktopを利用してきたが、Mendeley Desktopが利用できなくなるとのことなので、Zoteroに移行することとした。それのメモ。

書誌情報管理についての条件

  • 論文のファイル(PDF)はOneDriveを用いてデバイス間で共有
  • 論文の書誌情報はソフトウェアで管理
  • 論文執筆は基本的にLaTeX。このため、BiBTeX形式で書誌情報を出力できるのが好ましい。

Mendeley からのデータエクスポート

Mendeley DesktopからBiBTeX形式でデータをエクスポートしようとしたところ、自分で設定していたCitationKeyが反映されていないことに気づいた。そこで、Mendeley Reference Managerの方で書誌データを同期させて、こちらの方からBiBTeX形式でデータ(library.bib)をエクスポートした。こちらの方はちゃんとCitationKeyが反映されている。

Zoteroのインストール& Better Bibtexアドインの導入

ZoteroのサイトからWindows版をダウンロードし、インストールする。標準で日本語に対応している。

ZoteroはBibTeX形式のデータ(.bib)から書誌データをインポートできる。ただし、そのままだと、Citation Keyが無視される。

そこで、Better Bibtexアドインを追加する。Better Bibtexアドインには、文献情報から自動的にCitation Keyを生成してくれる機能がある。今回はそちらの機能狙いでなく、BiBTeX形式でデータ(library.bib)のCitation Keyが反映される点を利用する。以下のページ経由でGitHubのリポジトリへ移動し、 zotero-better-bibtex-XXXX.xpi をパソコン上にダウンロードする。

続いて、Zoteroの「ツール」→「アドオン」と進み、 右上の設定のアイコン(歯車のアイコン)から「Install Add-on from file」を選択し、ダウンロードしたzotero-better-bibtex-XXXX.xpi をインストールする。その後、Zoteroの再起動が求められるので再起動する。

BibTeX形式のデータのインポート

Zoteroのメニュー「ファイル」→「インポート」からMendeley Reference Managerでエクスポートしたファイル(library.bib)をインポートする。すると、Citation Key付きで書誌情報のインポートを行うことができる。