Mendeley DesktopとMendeley Reference Managerについてのメモ

Windows 10のサポートがもうすぐきれるので7,8年ぶりに職場のパソコンを新調。それにともない環境の移行を行っている。そんな中、ちょっとけっつまづいたのがMendeley DesktopとMendeley Reference Manager。

Mendeley DesktopはMendeleyのサービスリリースのあたりから提供されているアプリケーション。基本的に文献情報を管理する目的のもので、日本語の解説ページも多い。Elsevierが各図書館向けに提供している資料もMendeley Desktopの話が多い。

Mendelery Reference MangerはWeb版Mendeleyのインターフェースとシームレスに利用できることを目指して作成されているとのこと。Mendeley公式としては、Mendeley DesktopからReference Mangerへの切り替えを推奨している様子。
service.elsevier.com

(以下、DeepL訳)
Mendeley Reference Managerは、デスクトップ版とウェブ版の間でシームレスな使用感を提供するために構築されています。これは必ずしも可能なことではありません。違いの概要は以下をご覧ください。

  • 多くのウェブブラウザはすでに共通のショートカットを使用しているため、バージョン間でショートカットが異なる場合があります。
  • オンラインでの論文検索は、Mendeley Reference Manager Desktop上でのみリンクアウトされており、ウェブ上ではMendeley.comから直接アクセスすることができます。
  • Mendeley Reference Managerデスクトップは、自分のライブラリをオフラインで利用できるようにする機能を備えています。

2022年4月9日現在、両方ともダウンロードできるし、しばらくは利用できる様子。
service.elsevier.com

(以下、DeepL訳)
Mendeley Reference Managerをインストールしても、Mendeley Desktopを使用することはできますか?

はい、既存のMendeley DesktopとMendeley Reference Managerを並行して使用することができます。Mendeleyデスクトップで手動で同期すると、あなたが行った全ての変更は、自動的にMendeley Reference Managerで更新されます。Mendeley Reference Managerで行った変更は、自動的にクラウドに同期され、次回手動で同期した時に、Mendeleyデスクトップで利用することができます。

私の用途において、Mendelery Reference MangerとMendeley Desktopの大きな違いは「文献情報のカスタマイズができるかどうか」という点。Reference Manager(とWeb)はできない。Desktopはできる。これが大きい。

Reference MangerおよびWebのインターフェースではDesktopでさんざん入力してきた私の文献データが無視されるので非常に不快。Bibtexデータを管理するためのフロントエンドとしてMendeley Desktopは便利なのだけど、今後も使って大丈夫なんだろうか?