Twitter上で寄り添う際のアカンふるまい

Twitter上で大量に言及されているAさんをみて、「Aさん、大変そう。『私はAさんを支えるよ』ということを伝えたい」と思ったとき、避けるべきふるまいはただ一つ「言及する側に餌を与えない」ということ。

「よっしゃ、Aさんに代わってあいつら論破してやる」とか「あいつらは屑だということをAさんに示して、気にしなくてもよいとわかってもらおう」とかいうマインドセットだったら、それは寄り添うという振る舞いに結びつかない。無能な味方の振る舞い。

ネット上でのコミュニケーションでしんどいのはどの部分にあるかといえば、受け手が1人であるのに対して、は多数であること。送り手側の認識としては、受け手と1対1でコミュニケーションとっているつもりでも、受け手からすれば、1対多のコミュニケーション。入れ替わり立ち替わり、議論の経緯も、議論の対象も、異なる人がどんどんとメッセージを送ってきている。数人ぐらいならば対応できても、10人、数十人となれば対応するのは無理。疲弊する。

このため、寄り添うならば、送り手からのメッセージを増やさない振る舞いをするのが重要となる。以下は、「言及する側に餌を与える」振る舞いの例

  • 「私はAさんを応援しています。こんな風に言ってくるのはリアルでは何にもできないごくつぶしの屑ですから、気にしないでよいです。本当に屑どもは死ねば良いですよね」
    • 言及側に対して人格批判や属性批判をする。この人格批判や属性批判に対する反応でメッセージが増える。
  • 「私はAさんを応援しています。Aさんに絡んできたBさんが言っている****ということは、****だから全く筋が通らないです。気にする必要はありません。」
    • 議論に参戦する。この言説への反論の際にAさんを巻き込み、メッセージが増える。議論したいならAさんとは別個に自分で議論をスタートすべき。