資料の整理をしていたらメモするべき資料がでてきたのでここにメモしておく。参加したのは2006年度 第6回「学習科学とICTは学びのあり方を変えるか」というセミナー。もう、2年たつのか、早いもんだ。
- 0x0a:良い協調学習,悪い協調学習,普通の協調学習:上記セミナーの参加記。
- 世の中には学習科学という分野がある。
- wikipedia.ja:学習科学
- 教育学とは異なるみたい
- 大学生の協調学習とICT
- 中京大学:三宅 なほみ 教授:私が聞いた講演の講演者
- 大学での学習目的は3つある
- Portability:学んだ場所から別の場所に持ち出せる
- Dependability:必要な時にきちんと使える
- Sustainability:長持ちする+補修や作り替えが可能
- 協調の基本形
- 自分の考えが見える
- 他人の考えが見える
- 自分の考えと他人の考えを比較する
- 比較した際に自分の考えと他人の考えの違いに気づく(メモ:多くの場合違いに気がつかず一緒だと思い込んでしまう)
- 自分の考えを深める
- なぜ協調が必要か?
- 学習者一人一人の知識構築を支援できる
- 学習者一人一人の知識構築の履歴が残る
- 学習過程の実際を知って次の実践に役立てる
- 学習者自身が自分の学習履歴を振り返って、次の学習に役立てたり、学習の仕方そのものを学んだりするのに役立てる
- 有効な協調過程を引き出す要件
- 初学者から「自分の考え」を引き出す。ただし、初学者は自分一人では「自分の考え」を引き出せないのでサポートが必要
- メモ:とても、おもしろい矛盾。自分の考えなのに自分自身で引き出せないとは。
- 「自分の考え」と「他人の考え」を比較する。違いに気づく仕掛けが必要(多くの場合共通点を見て違いを見ない)
- 他人の考えを参考に、自分自身の考えを作り替えるチャンスがある。ただし、十分な時間を確保しないとできない。
- 初学者から「自分の考え」を引き出す。ただし、初学者は自分一人では「自分の考え」を引き出せないのでサポートが必要
- 協調学習を学ぶ方法の一つにDynamic Jigsaw法というものがあるとのこと。
その他記憶をさらってメモ
- 協調学習というと悪いイメージがある人が多い。それは、協調学習により快適だった、よくできたというポジティブな経験をしていないため。
- ICTがあったから可能になった学習:記録の取り方がかわるとデータの取り方と科学のあり方が変わる
- PortabilityとTransferablityの違い:Portabilityには所有権がある。ある問題を自分の観点でとらえなおして、自分の知識に照らし合わせることができること
- 協調学習は文化に依存しているのではないか?:さぁ?わからないね。
- 映像とICT
- 映像はどこに注目しているのかを共有するのが難しい媒体
- ビデオの理解が難しいのは専門家が注視する点の提示がないから
- ビデオを授業でただ流しても学生には重要な点はとどかない