教わり下手の特徴

1. 楽しそうな表情
2. 教えて欲しいと頼む率直さ
3. 旺盛な好奇心
4. 素直さ
5. 感謝心
6. メモを取る等の教えて貰う際の真剣さ
7. 一度教えて貰った事は、すぐ自分でトレーニング
8. 実行した結果は必ず報告&お礼

1. 質問上手になれ
2. 反応がいい
3. 自分の気持ちを伝える
4. ありがとうを言おう
5. メモを取るにもメリハリ
6. スピードが肝心
7. 報告
8. 褒める

この二つのエントリーで述べられていることの重要なポイントは、教えてくれる人をガッカリさせないというところにあると思う。すなわち、教えてくれる人が「ああ、無駄な時間と力を使ってしまった」とならなければ細かいところはどうでも良いと思う。上の二つのエントリーで示されている事柄は教える方は教わるほうのこういう点を見て、「教えたことは無駄じゃなかった」と思うのだよということを示しているのだと思う。

では、教えてもらうのが下手な人の特徴はどうなるかといえば、私の理解では、教えてくれる人に「ああ、無駄な時間と力を使ってしまった」と思わせるという点にあると思う。どういう風にすると教えてくれる人がガッカリするかというと以下のような行動をとるとガッカリする。

多くの場合、先生や先輩は「あのとき***と教えたじゃないか。わからなかったら質問しなきゃ」とか、「本気でやらないと卒業できないよ」とか言ってくる。そういわれたら

  • 真剣な顔で、まじめに聞いているふりをする
  • 相手の言っていることがわかっていようが、わかっていまいが「はい、わかりました。」と答える
  • 向こうが「何か質問がある?」と聞いてきたら「特にありません」と返す
  • 相手が怒っている、すごく心配しているようで、精神的にプレッシャーを感じたならば、こちらも沈痛な顔をして、ずっと下を向いていればよい。たまに、低めの力がなさそうな声で「はい」と相槌を打つと効果的。
  • 決して、不満そうな様子は見せないこと。不満そうな様子を見せるとたまに心に火がつく人がいる。

どうやったら卒研を失敗できるか:他人の話を聞くのをやめるより)

上記のように反応を一切返さないという行動をとられると虚無感にかられる。のれんに腕押し、ぬかに釘とはまさにこのこと。実は、反抗的な態度や不平・不満はある種の意思表示なのでしんどいことはしんどいが、虚無感にはかられない。一番きついのは無視。

教わり下手な人は、教わっている最中にとっている意識的/無意識的な行動が、「無視」のシグナルを発している可能性が高い。上の2つのエントリーのTipsはまさしく「無視していない」ことを表すシグナル集だと思う。

余談だけれども、コメント欄の以下の流れが面白い。

名無し 2007/09/05 00:59
最後の一文、損得感情で動いてるのか。
たとえ能力が足りなくても、この方法を鵜呑みして演じる人間だけにはなりたくないな。みんなこうなったら気持ち悪いぞw
まあ参考にはなるけどね


favre21 2007/09/05 08:58
たぶんこの方法、演じると、相手が演じていると分かると思うんですね。私の友人に、いつも「なるほど」ってもっともそうな顔で聞く人がいます。彼はがホントに、ここで書かれているような気持ちでやっているのか?演じているのか?は周りはすぐ分かっていました。単なるテクニックとしてだけでなく、気持ちの部分という事も大きく影響してくると思います。


(・ω・) 2007/09/05 10:30
例え演技だとしてもちゃんと教わった事が反映されていればいいんじゃないかな?
演技だから〜と思う事自体がプライドのようなものだと思うけど。

モチベーションは楽しさ創造から:なぜ、あの人には教えたくなるのか? 教わり上手な人の8つのTIPSのコメント欄より抜粋)

私の意見は(・ω・) の方の意見に同じ。わざとらしかったらいらつくかも知れないけれども、ちゃんと教えたことが反映されているのならば多分許す。2,3回やりとりしているうちに慣れると思うし。あることを継続して実行でき、それが自分、もしくは他人の役に立つのであれば、それを始めるのに損得勘定だろうが、真摯な思いからだろうが、偶然だろうが動機はなんだって良いと思う。山の頂上までたどりつくことが目的ならば、どの登り口から登っても、飛行機やヘリコプターをつかったとしても、頂上に立てるのならばどれでも価値は一緒だと思うので。