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初心者が独学するなら効率虫になっちゃダメ

大学

学部1年生~2年生ぐらいの方の悩み。

anond.hatelabo.jp

上のエントリーのnext49なり解釈。

  • 実務に役立つ知識と技術を学生のうちに得たい
  • 大学の講義では、上述の実務に役立つ知識や技術が教えられていると思えない(学部3年後期までお預け)
  • なので、技術書を読んで独学したい
  • でも、技術書に書いてある事柄が理解できないので独学できない。
  • 設定画面などの例が豊富な技術書はすぐに陳腐化するから、読んでも無駄になるのではないかと躊躇してしまう。
  • 結局、技術書読めない(読んでられない)
  • 焦る。けど、がんばる。

フワッとしたところや、目線が上に行き過ぎている感はあるけど、他人から知識を与えられるのを待つのではなく、自分で獲得しに行こうという気概は尊い。がんばれ!

独学の大前提:効率虫にならない

あくまでも私の受け取り方ですが、リンク先のエントリーの内容からするに「無駄なことしたくない」「将来、役に立たないものを学ぶのは嫌」という考え方があるように感じます。「過度に効率を求める(効率虫)」姿勢は、初心者かつ独学者にとって致命的な姿勢です。こういう姿勢だと、多くの場合、無駄を避けるために何もできなくなります。なぜならば、初心者は「何が今後役に立つのかの判断・評価基準」を持っていないからです。何が今後役に立つのかの判断・評価できるならば、すでに初心者ではありません(言葉遊びみたいですが重要な話です)。

これから学ぼうとする事柄について、「何が今後役に立つのかの判断・評価基準」がないならば「無駄なことしたくない」「将来、役に立たないものを学ぶのは嫌」という思いを抑えて、「無駄上等!」と一通りやってみるのが重要です。いろいろな習い事ではお師匠さんにつくことが推奨されています。お師匠さんからの教えを通して、自分の中に「何が今後役に立つのかの判断・評価基準」を構築できるからです。初心者かつ独学の場合は、お師匠さんに当たる人がいないわけですから、基準なしで学ぶべきことを決めないといけません。基準を身に着けた後に振り替えると、自分が無駄なことにたくさん時間を費やしていたのに気づくことと思いますが、それはしょうがありません。

もちろん、独学につかう教材を吟味することで無駄を省くことができる蓋然性が高まります。その分野の権威者・実力者が勧めている教材(推奨の本)や多くの人が長い間利用している教材(ベストセラー、定番教科書)を選んでみてください。一番良いのは、所属学科の教員に「~を勉強したいと思うのですが、おすすめの本を教えていただけませんか?」と尋ねることです。

こんな本もでています。

定番教科書を探す場合は、勉強したい内容を教えている講義について複数の大学のシラバス掲載の教科書や参考書を調べてみるのをお勧めします。

独学への第一歩:語彙を増やす

大学レベルや実務レベルの専門知識や技術のほとんどが積み上げ式です。技術書に記載されている内容が高度になればなるほど、専門用語が増えていきます。本を読んでいて理解できない理由の何割かは、専門用語を知らないからです。まずは、専門用語を学びましょう。

とはいえ、専門用語だけを勉強するというのは辛い作業です。そこで、ブックマークコメントでも推奨されていたように、情報処理技術者試験の合格を目指して勉強しましょう。情報系の大学生なので、基本情報技術者試験か応用情報技術者試験の合格を目指しましょう。午前の4択問題(80問)を突破できるように勉強するだけで、IT関連用語を幅広く知ることができます(ただし、理解して、使いこなせるようになるかは別の話)。基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の合格は、就職時に有利に働くことがありますので合格しておいて損はありません。
www.jitec.ipa.go.jp

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の勉強をしたことで良い点は以下のとおり

  1. 日本での実務の状況を反映させた上で、必要最小限の専門用語/考え方/概念が選択されている
  2. (試験範囲が広いので、試験に解答するために必要最小限ながら)各用語が何を表しているのかを知ることができる
  3. どの用語が何の分野の用語なのかについてざっくりととらえることができる

独学に必要な専門用語を身に着けるという目的において、非常に効率の良い勉強方法になっています。

道具利用のコツ:参照点を作るために何か1つ使ってみる

プログラミング言語やバージョン管理システム、IDEなどについては、どれが最も効率的かとか、どれが今後生き残っていくのかなどはとりあえず置いておいて、今、一番学びやすいものを使ってみるのをお勧めします。一通り使えるぐらいまで道具を使えるようになっておけば、類似の道具を使う場合や、その道具の発展版を使う場合に「あれは、~のツールの**機能と同じようなものだな」と類推ができるようになります。

道具を使う際には、インストールログ、設定ログ、利用のTipsなどをノートやブログにまとめておくことを推奨します。ログの取り方などについては以下をご参照のこと。

また、スクリーンショット多めの本は主に道具の使い方に関する本ですので、自分が使いたい道具のバージョン情報をよく検討した上で使うのが便利です。