メタ卒業研究と卒業研究で目的と手段をごちゃまぜにしない

ボスとお昼を食べながらしていた会話より覚書。

  • 卒業研究の位置づけは学生ごとに異なる
    • 就職先が決まっており卒業自体が目的の学生にとって卒業研究は取得すべき「単位」
    • 大学院進学が決まっている学生にとって、卒業研究は「研究の練習(体験)」
  • 卒業研究の位置づけに応じて適切な研究の目的(ゴール)を定めるべき
  • 研究の重要性と必要性は目的そのもので評価される
  • 研究の目的が妥当なものだとみなされた後は、その目的をどのようにどこまで達成できたかが評価のポイント
  • 研究の目的が決定した後は、研究の目的を達成することを至上命題として、行うべき作業を決定し、作業を進めていく必要がある
  • すなわち、メタ卒業研究と卒業研究で目的と手段が異なっている
    • メタ卒業研究の目的:卒業研究を通して何を学ぶか?(単なる単位と研究の練習)
    • メタ卒業研究の手段:学生ごとの卒業研究の位置づけに応じて適切な卒業研究の目的を定める
    • 卒業研究の目的:ある問題があり、その問題を解決/緩和する方法を提案し、その有用性、有効性を実証する
    • 卒業研究の手段:目的を達成するために必要な事柄をすべて行う
  • 卒業研究の難易度は卒業研究の目的で調整する
  • 卒業研究の位置づけが学生ごとに異なろうが、卒業研究の目的を達成できていなければ等しく卒業させるべきではない
  • 学生はメタ卒業研究の目的と卒業研究の目的をごっちゃにして考えてしまうのでこの二つを区別させるようにしないといけない

追記

コメント欄のkwsmさんとのやりとりをエントリーとしてまとめた。