2017年10月の衆議院選挙への抗議は白票+国民審査全部×で行っては?

2017年10月に第48回衆議院議員総選挙第24回最高裁判所裁判官国民審査が行われる。

この際に、今回の衆院選が行われるに至った経緯やその後の民進党および希望の党周りのゴタゴタに対する意思表示をしたいならば棄権するよりも以下のような投票行動をして、数字として残るようにしてはどうだろうか。

  1. 小選挙区および比例区については白票を投じる(→ 無効票に含まれる形で公表)
  2. 最高裁判所裁判官国民審査については全員×をつける (→ 各裁判官への不信任数として公表)


国民審査の方は×以外の表記(空白、○など)は一律で信任としてカウントされるとのこと。また、多くの場合は最初の方の裁判官には×がつけられるが、後ろの方の裁判官には×がつけられない傾向があるとのこと(参考:【音声配信】「最高裁裁判官の国民審査〜7人の裁判官はどんな判決を下してきたのか」江川紹子×西川伸一×長嶺超輝×荻上チキ2017年10月12日(木)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時~))。

なので、上記の投票行動をとると、最高裁判所裁判官国民審査の不信任数の最頻値(あるいは中間値)と同じ分だけの無効票が「不満の意思を持って投じられた白票数」とみなすことができる。

  • 白票を投じると組織票を持つ政党(自民党、公明党、共産党など)に有利になるのを理解する必要がある。
  • この方法の利点は公的に数値として残るという点。
  • 投票を棄権した場合は、選挙に関心がない人間との区別がつかない。よって、組織票を持つ党は無視しても良い。一方で、提案方法は選挙には行くという意思表示なので、次回の選挙では考慮の対象になる蓋然性が高い。
  • 国民審査は形骸化しているので、こういう風な使い方をしても問題ないと思う。むしろ、この方法で史上初の罷免が起こったらそれはそれで制度改革のきっかけになるのでよい。

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