「君は今のままサイエンスの世界にいても失敗するだけだ」というのは微妙な助言だと思う。助言が正しいならば、「チームプレイが要求される作業やプロジェクトにおいて、(サイエンスに限らず)失敗し続けるだろう。」が正確なところだと思う。逆にいえば、チームプレイが要求されない作業やプロジェクトなら、あんまりデメリットはないので、そこを狙っていけば今のままでもよいのだろうと思う。
〜前略〜
「ちょっといいかな」
とD3の人に言われ、2人だけで話をすることに。
「君に最後に伝えておきたいことがある」最初は引き継ぎのことかと思っていたが様子がおかしい。
「君は今のままサイエンスの世界にいても失敗するだけだ」以下がその時に話された理由。
- 君は他人のことをどこか下に見ている
- 人の忠告をきかない
- 正体不明のプライドがある
- 大学以降、人間関係がうまく行っていないのでは?
〜中略〜
「君は僕と、先輩の言うことを2度も無視した」
たしかにそうだ。プログレスレポートのときに注意されたことを実験で何一つやっていなかった。
忘れていたのだ。正確には、聞いていなかった。「このまま別のラボに行っても同じ事を繰り返すだけだ」
「俺は陰口は性に合わないから直接言っている」
「君の噂は耳にするが、良いことはほとんど無い。原因はそのプライドだ」
「能力以上のプライドなんぞ捨てろ」またやってしまった。1年間失礼なことをしてしまった。
〜後略〜
「人の忠告をきかない」というそのD3の人が目にした事実。その事実から逆算して「君は他人のことをどこか下に見ている」と感じており、どうしてそう感じているかといえば、「正体不明のプライドがある」からだろうと推測している。「人の忠告をきかない」という事実からすると「大学以降、人間関係がうまく行っていないのでは?」という話になるのだろう。つまり、すべては「人の忠告をきかない」という第三者が直接目にする事実から始まっていると思われる。
一方で「人の忠告をきかない」理由は以下のように述べられている。
たしかにそうだ。プログレスレポートのときに注意されたことを実験で何一つやっていなかった。
忘れていたのだ。正確には、聞いていなかった。
「聞いていなかった」理由がプライドだろうが、なんだろうが別にして、聞いてメモするようにしておけば、「人の忠告をきかない」と言われることが少しは減るのだと思う。
なので、以下のように考えているならば、「人の忠告をきかない」と言われるようになった自分の振る舞いを振り返り、助言や批判、指導をもらったときに自分がどのようなリアクションを行っていたのかを分析し、本当に有意義な助言、批判、指導を無視 or 反射的却下してなかったどうかを検討したら、「人の忠告をきかない」と言われないようになると思う。
どうすれば治るのか。解決策を考えて今PCに向かっている。
あと、以下のように思っているならば、今からでも「あのときはご指導いただきありがとうございました」とお礼のメールを送った方が良いと思う。小さなことからコツコツとが重要。やってみると「お礼を述べるのって案外簡単なんだな」「お礼を述べても何も失わないだな」と実感できると思う。
先輩には本当に感謝したい。
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こういう話は性格というよりは学習姿勢や物事に取り組む姿勢が問題なことが多いと思う。型ややり方を身に着けると案外うまくいくような気が。型ややり方を身に着けようと思うかどうかに性格がかかわってくるのでややこしいのだけど。