リンク:ふんばろう東日本支援プロジェクト

本を送りません宣言Togetter:本を送りません宣言の反響ほか #saveMLAKを読んだ感想をつぶやいたところ、ほぼ日刊イトイ新聞 - 西條剛央さんの、すんごいアイディア。をnoul_noulさんに教えていただいた。

昨年の6月に公開されていたものだったのだけど、非常に感動した。特に以下を読んで恥ずかしく思った。

  • 糸井:ええ、ええ。
  • 西條 :「ある特定の状況」のもとで「ある目的を達成する手段」のことを「方法」と呼びますが、これって「例外」がないんです、定義上。
  • 糸井 :はい、はい。
  • 西條 :ようするに、考えればいいポイントはふたつしかない。それは「状況」と「目的」です。今はどういう状況で、何を目的にしてるのか。〜後略〜

状況を知って目的を定めて、それを解決する方法を考え出すという能力こそ、博士課程を通して学んできて、かつ、今現在も鍛えており、かつ、学生にも教えているというのに、自分は東日本大震災にはこの能力を何も生かしてないなぁと実感した。まあ、もともとコミットしていないという実感する以前の話なのが正直なところなのだけど。

あと、tmasaoさんのつぶやき東松島市図書館がAmazonの欲しいものリストで図書の寄付を呼びかけているのを教えていただき、かつ、ほぼ日刊イトイ新聞 - 西條剛央さんの、すんごいアイディアの以下の部分を読んで、なるほどと思った。あとで、#saveMLAKに、図書館が希望する図書を欲しいものリストとして打ち込むボランティアが必要ならば協力できますと送っておこう。

  • 糸井 : 支援物資をAmazonで買って送れる「たすけあおうNippon」という仕組みも使ってみてますけど、あれ、寄付する側としてはものすごい楽ですね。
  • 西條: ええ、クリックひとつですからね。
  • 糸井: カードで支払できますし。寄付をする、お金を動かすという流れのなかに銀行へ行って、現金をおろして」というアクションが入ると急に、動きが鈍くなっちゃいますからね。
  • 西條 : 時間がないという人も、たくさんいます。つまり、物資を買ってきて梱包して、郵便局なりコンビニに出しに行く、というAmazonの仕組みを使えば海外に住んでいる人も、支援できますし。

〜中略〜

  • 西條:必ずしも、避難所にはパソコンの技術やノウハウを持ってる人が

いるわけでなないですから。

  • 糸井:なるほど。
  • 西條:既存のマッチングシステムは、ぼくらの活動以前にも、たくさんありました。でも、なぜそれが肝心な主被災地で機能しないのかというと、パソコンを触れる人がほとんどいない地域だったりするわけです。
  • 糸井 :そうか、そうだよなぁ。
  • 西條:パソコンを使うことができるのは大部分が若くて、内陸に住んでる人です。壊滅した地域の人は、たぶん、ほとんど使えなかったと思います。
  • 糸井:ぼくは、素人なもんですから現地に「パソコンを触れる若者」を何人か、送り込むのが正解かなと思ってたんだけど、そうじゃなくて‥‥。
  • 西條:はい、もう直接に電話で聞いちゃって、いま必要な物資をリスト化し、こちらからインターネットにアップしてるんです。

まさに善意を回収して無駄にしない仕組みを考え続けているんだなぁと思い感動するとともに、自分が恥ずかしくなったのでエントリーにしてみた。