革命機ヴァルヴレイヴを楽しく拝聴しているのだけど、見ていてドキドキする。特に直近の4話、5話の破滅感が半端ない。ハインラインのルナ・ゲートの彼方のような、シリアス15少年漂流記みたいになるのだろうか。
- いくら急な進軍とはいえ、生徒たちだけを置いて逃げる教職員
- 学校の他の地域からの孤立っぷり
- 映画館があるような繁華街があるのに学園生徒を除く大人も子供もいない。学園生徒を残して逃げている or 連行されている
- 宇宙空間に浮かぶ人工都市であるにも関わらず、その一部だけ切り出して逃げちゃう発想
- 宇宙空間に人工都市を作れる=頻繁なエネルギー・物資の輸送をしなくてもOK
- でも、文化的生活を送るための物資の生成&消費は、人工都市全体で役割分担を行っていると予想される
- 排泄物やごみの処理&再利用施設、エネルギー生成施設は人工都市中に分散配備されていると予想される
- でも、学校が軍事施設のようなので、リサイクル設備、エネルギー生成設備はこの区画に配備されているだろうから結果OK?
- 植物工場およびたんばく質工場もこの施設に存在しそうだけど、加工を行う人員が存在しなさそうなので食品備蓄は早晩きれそう
- 作中で「人工太陽から遠ざかっている」という発言があるので、早いうちにエネルギー問題も発生しそう
- 人工都市の発展過程および突発事故への対策を考えると、各区画ごとに数日〜数か月単位でのエネルギー、食糧、空気の備蓄対策はとられていそう
- その割には5話でとんでもないシステムが構築されていることが判明。
- システムの限界まで要求通りに出力。システムの限界まで来たら突然、出力ダウン(中にいる人間の生命維持活動に関係ない部分から警告とともに出力を絞るべき)
- 限界まで来た理由の解決をはからなくてもリセット可能。しかも、管制室なし。
- 生徒たちに「自分たちは人工的に作った環境の中で暮らしている」という感覚がゼロ
- 物資の量を計測し、計画的に消費するという感覚がない
- 区画をかなり乱暴な方法で切り離したのに空気の流出を気にしていない
- 貨幣を発行しているであろう中央政府が他国に占領されているに、まだ貨幣を使えると思っている
- 超技術がない限りは人工都市間通信は大きなコストがかかるはずだが、そのコストを考慮していない
- 超兵器を交渉材料として、2大強国の軍事侵攻を一時停止させるのが方針なのに交渉窓口を用意できていない
- いちおう、ARUSの上議院議員は確保している
- ドルジア軍事盟約連邦との交渉窓口がない。
- ARUSおよびドルジアのどちらからもすぐに援軍がもらえる距離に位置しないと、攻撃してこなかった方に超兵器を渡すという脅しが通用しない
ドルジアはとりあえず、人工都市間通信を遮断&学校関係者の銀行口座凍結をした上で、ARUSを退けられるぐらいの戦力を派遣し、困窮するのを待てばよい思う。ARUSは、ドルジアが凍結するであろう銀行口座をARUSの勢力範囲内で引き受ける旨を宣言し、友好的態度を保ちつつ、ドルジアに一蹴されないぐらいの戦力を派遣し、傍観すればよいと思う。区画単位の完全なエコシステムが技術として成り立っていないかぎり、経済封鎖して持久戦に持ち込まれると学校側は弱い。
持久戦に持ち込まれて徐々に生活が苦しくなり、「私たちは『まだ』大人じゃなかったんだ」と気づき、みんな怖気づくようになる。そこにドルジアおよびARUSから提案があり、学校内がARUS派、ドルジア派、独立維持派に分裂して、対立するという展開になるんじゃないかとハラハラする。もっと、シリアス展開だと、独立過激派と独立穏健派に分裂して、もっとドロドロになって、独立穏健派のヒロインが独立過激派の誰それに襲われて、主人公が…となりそうでもっとハラハラする。
すっごくモヤモヤしたので言語化してみた。