リンク:morygaさんの行政によるデータ公開についてのつぶやき

オープンガバメントラボのつぶやき欄でおもしろそうなつぶやきがあったのでまとめた。おもしろかった。

上記のつぶやきで紹介されいた奥村さん(h_okumura)の論文

上記の論文より転載。

4 どのようなデータが望ましいか
ここでは簡単に適用できる私案をまとめておく。公開のためのフォーマットとしては, CSV, TSV, JSON, XML などのファイル,あるいは API による提供が考えられるが,現時点で一つ選ぶとすれば CSV ファイルがわかりやすいであろう。文字コードがシフト JIS,行末がCRLF,拡張子csv であれば,ダブルクリックするだけで Excelで開くことができる。
のようにする。

〜中略〜

5 おわりに
大学関係では,シラバスデータを含め学術情報データは RDBMS で管理し,必要に応じて(X)HTML 形式に変換して Web ページとしたり PDF 形式で帳票出力したりするといったことが広く行われている。企業でもそうであろう。ところが今回の震災で驚いたことは,きれいに罫線を引いた紙ベースの出力のための PDF ファイルがまずあって, それを視覚化・データ 解析するために PDF ファイルからまずは機械可読なデータから出発し,数値を抽出してデータを作るという逆の手順を踏まなけ ればならなかったことである。考え方を逆転して,それを用途ごとに変換して使うことで,仕事の効率は著しく向上し,間違いも減るであろう。即座にグラフ化 視覚化することで的確な判断がしやすくなる。パソコン・携帯端末といったデバイスごとに最適化された出力を用意することも簡単であり,公開された情報のアクセシビリティも高まる。