良い取り組みだからうまく行って欲しいけど、これまでの経緯を踏まえると以下の発言は慎重に受け止めるべきだと思う。
佐賀県武雄市の樋渡啓祐市長は9月17日、同市がこれまでに蓄積してきた各種統計や生データを全公開しIT企業などの利用を可能にすることで、新しい情報産業の創出を目指す考えを示した。TechWaveとの会談の中で明らかにした。同市長によると、行政データの中には個人の特定できるデータはほとんどなく、運用に注意することでプライバシー保護の観点からも問題になることはなさそうだという。
この記事に「あぅ?」となるのは以下の湯川さんのコメント。
こんなことを書くと揚げ足取りが大好きな人たちから批判を受けそうだけど、彼らがなんと言おうと時代はデータ公開の方向に向かっているんだと思う。大きな潮流にはだれも逆らえない。古い時代の常識で未来を批判していても、何も結果を生み出さないと思う。
最近のプライバシー保護軽視の企画や事業がどんなしょうもないことになったのかを考えると。「Tech〜」でしょ?この事業を支援するためにもプライバシー保護について十分な対策をとっていることを報じたり、先行事例においてはどういう対応をしているのかを報じたりするべきだと思う。
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