「文化とコンピューティング国際会議」と「言語グリッドと異文化コラボレーション」

すっごくおもしろそう。以下、人工知能学会MLと情報処理学会SIGGN MLより転載。まさに22世紀の計算機科学の計算対象は人文科学のテーマだ!!

第一回文化とコンピューティング国際会議:参加募集
International Conference on Culture and Computing
http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/culture2010/

日程:2010年2月22日−23日
場所:京都大学(時計台記念ホールおよびその周辺)

[主催] 文化とコンピューティング国際会議実行委員会
[共催] 京都大学情報学研究科
        京都大学グローバルCOE 知識循環社会のための情報学教育研究拠点
        立命館大学グローバルCOE日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点
    財団法人京都高度技術研究所
    京都リサーチパーク株式会社
[後援] 社団法人電子情報通信学会
    社団法人情報処理学会(申請中)

[内容]  国際社会は今後,人口,エネルギー,環境,食料など多くの問題に直面
します.そうした課題を克服するためには,地球規模の合意形成が必要となるで
しょう.他国の文化を理解し,対話を通じてその違いを超えてゆくために,情報
学の寄与が求められています.そこで,文化とコンピューティングに関わる問題
意識や研究成果を共有し将来を展望するため, 多様なイベントを集めた文化とコ
ンピューティング国際会議を開催します.ぜひ、ご参加ください。

文化は切り取れないという立場から、この国際会議は通常の形態ではなく,
イベントを募集し、多数のイベントの集合体として構成されています。
http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/culture2010/timetable_j.html
をご覧ください。

・京都大学情報学研究科 情報学シンポジウム(同時通訳付き)
  「文化とコンピューティング」
・特別企画:パネル(同時通訳付き)
  「人文科学の新展開:立命館大学におけるデジタル・ヒューマニティーズ」
・特別企画:パネル(同時通訳付き)
  「京都の職人・神主 vs. IT研究者・メディアアーティスト」
・情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会
  「日本における人文科学とコンピュータ研究の現状と課題」
・電子情報通信学会 人工知能と知識処理・異文化コラボレーション合同研究会
  「言語グリッドと異文化コラボレーション」特集
・SAT大蔵経テキストデータベース研究会 国際ワークショップ
  「仏教学学術知識基盤の形成」
・多文化共生センターきょうと
  「医療の多言語支援」
・京都仏教文化フォーラム
  「仏教文化とコンピューティング」
・International Workshop on Agents in Cultural Context
・展示(主催:ASTEM/KRP)
・エクスカーション「島原角屋」

この国際会議の中核イベントである「情報学シンポジウム」では,以下の
招待講演(ジョイントトーク)が予定されています.
http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/symposium2010/lectures_j.html

・異文化コラボレーション
  Dr. Lewis Johnson, Alelo Inc.
  石田 亨(京都大学情報学研究科 教授)
・デジタル・ヒューマニティーズによって広がる新たな日本文化研究
  Dr.Ellis Tinios, University of Leeds, UK
  赤間 亮(立命館大学文学部 教授)
・Webメディアとeカルチャ
  Ms. Kris Carpenter Negulescu, Web Group, The Internet Archive
  田中 克己(京都大学情報学研究科 教授)
・カルチュラルコンピューティング
  中津 良平(シンガポール国立大学 教授)
  土佐 尚子(京都大学 学術情報メディアセンター 特定教授)

[参加申込み] 以下のWebサイトからお申し込みください。早期申し込み期限は
1月31日です。会場の都合もありますので、お早めにお申し込みください。
http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/culture2010/application_jp.php
電子情報通信学会「人工知能と知識処理」「異文化コラボレーション」
合同研究会論文募集

【日程】2010年2月22日(月)〜23日(火)
【場所】京都大学吉田キャンパス
	〒606-8501 京都市左京区吉田本町
【テーマ】言語グリッドと異文化コラボレーション

インターネットの普及により,地球規模での異文化コラボレーションが可能にな
りつつあります.しかしながら,その障壁になっているのが言語の違いです.言
語の違いは私たちの自由なコミュニケーションを妨げ,コラボレーションをより
難しくしています.言語グリッドは,機械翻訳と情報通信技術を用いてこの問題
を解決しようする試みであり,インターネット上の言語サービス(対訳辞書など
の言語資源や機械翻訳などの言語処理機能)を自由に組み合わせて,様々な機械
翻訳システムやアプリケーションを構築可能にする情報プラットフォームです.
本研究会では,言語グリッドとそれに関連する異文化コラボレーションに関する
以下のような研究発表を募集します.

*言語グリッドのための要素技術(言語サービス,オントロジ,情報検索,利用
  者インタフェース,サービス統合,Webコラボレーション,エージェント技術など)
*言語グリッドのためのプラットフォーム技術(グリッド,P2Pなど)
*言語グリッドにおける利用者支援
*言語グリッドのビジネス応用
*異文化コラボレーションのためのツールやアプリケーション
*異文化コラボレーションに関するフィールドワークや実践

なお,本研究会は「文化とコンピューティング国際会議」
(http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/culture2010/)を構成するイベントとし
て開催されます.本研究会のみへの参加は無料(資料代は別途有料)です.他の
イベントを含む国際会議への参加は,上記ホームページからお申し込みくださ
い.なお,国際会議へのEarly registration(2010年1月31日まで)は無料,
Late registrationは1000円です.

【申込方法】発表申込(氏名,所属,論文タイトル,アブストラクト[100〜200
字])は以下のURLから受け付けます.
http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgid=AI&lang=l
申し込み締め切りは2009年12月11日(金)です.なお,原稿の締め切りは2010年
1月28日(木)を予定しています.