Debian GNU/Linux squeezeでemacs23(emacs-snapshot)

Debian GNU/Linux squeezeインストール覚書の続き。

id:Ubuntuさんにご教示いただきインストールできるようになったが、emacs23では、eggかegg-anthyがうまく動かず日本語変換ができない。なので、残念ながら、emacs22をしばらく使いつづけることにした。emacs23のインストール方法自体は以下をご参照のこと。

Ubuntu Hardyのパッケージを使う場合

Hatena::Diary::Ubuntu:アンチエイリアスの効いたGNU Emacsを使うに書いてあるとおりにemacs23をインストールする。なお、emacs22で設定していた aspell, lookup-el, migemo, wl, egg, egg-anthyはすべて自動的に引き継がれていた。本当に便利。

上記のWebサイトのとおりにemacs-snapshotをインストールしたならば、.Xresourcesに次を加える。

Emacs.FontBackend: xft

.emacsで指定できるフォントの一覧はfc-listでチェックできる。

emacs.orebokech.comで公開されているemacs-snapshotを使う場合

以下で公開されているemacs-snapshotをインストールする。

ここを参考にした。

まずは、/etc/apt/sources.listに以下を追加する。

# emacs23
deb http://emacs.orebokech.com sid main
deb-src http://emacs.orebokech.com sid main

パッケージをアップデートする。

# aptitude update

以下のようなエラーがでたならば、Debianスレッドテンプレ:apt/aptitude 使用時に "GPG error" が出るにあるとおりのエラーなので、公開鍵を付け加える。

W: GPG error: http://emacs.orebokech.com sid Release: 公開鍵を利用できないため、以下の署名は検証できませんでした: NO_PUBKEY A20376BEC03C56DF
W: これらの問題を解決するためには apt-get update を実行する必要があるかもしれません

公開鍵の付け加え方は以下のとおり(上記のエラーの「NO_PUBKEY」の後ろの文字列が鍵IDなのでそれを使うこと。今回は「A20376BEC03C56DF」が鍵ID)

# gpg --keyserver hkp://subkeys.pgp.net --recv-key A20376BEC03C56DF
# gpg --export -a A20376BEC03C56DF | apt-key add -

再び、パッケージアップデートし、パッケージがリストに出るかどうかをチェックする。

# aptitude update
# aptitude search emacs-snapshot
p   emacs-snapshot                                          - The GNU Emacs editor (development snapshot)                      
p   emacs-snapshot-bin-common                               - The GNU Emacs editor's shared, architecture dependent files      
p   emacs-snapshot-common                                   - The GNU Emacs editor's common infrastructure                     
p   emacs-snapshot-dbg                                      - The GNU Emacs editor (debugging symbols)                         
p   emacs-snapshot-el                                       - GNU Emacs LISP (.el) files                                       
p   emacs-snapshot-gtk                                      - The GNU Emacs editor (transitional package)                      
p   emacs-snapshot-nox                                      - The GNU Emacs editor (without X support)     

インストール

# aptitude install emacs-snapshot
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
拡張状態情報を読み込んでいます       
パッケージの状態を初期化しています... 完了
タスクの記述を読み込んでいます... 完了        
以下のパッケージは依存関係が壊れています:
  emacs-snapshot 
以下の新規パッケージがインストールされます:
  emacs-snapshot-bin-common{a} emacs-snapshot-common{a} 
更新: 0 個、新規インストール: 3 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
18.2MB のアーカイブを取得する必要があります。展開後に 74.9MB のディスク領域が新たに消費されます。
以下のパッケージには満たされていない依存関係があります:
  emacs-snapshot: 依存: libasound2 (> 1.0.18) [1.0.16-2 が既にインストール済みです]
                  依存: libgtk2.0-0 (>= 2.14.0) [2.12.12-1 が既にインストール済みです]
                  依存: librsvg2-2 (>= 2.22.3) [2.22.2-4 が既にインストール済みです]
以下のアクションでこれらの依存関係の問題は解決されます:

以下のパッケージを現在のバージョンに一時固定する:
emacs-snapshot [インストールされていません]

スコアは -9881 です

この解決方法を受け入れますか? [Y/n/q/?]q
これらの依存関係の問題を解決するための努力をすべて放棄します。

このエントリーを書いている時点では、依存関係の問題でインストールできなかった。このWhy is package X not in testing yet?で状況を見る限り、来週にはインストールできそうなのでそれまで待つことにする。