職場で使っていたDebian GNU/Linux Lennyのカーネルイメージが壊れてしまった。そこで、woodyからdist-upgradeを繰り返してしのいできたPCにsqueezeをクリーンインストールしてみることにした。
結論から言うとてこずっている。
バックアップ
Knoppixを用いて、USB外付けHDDにホームディレクトリなどをバックアップ。外付けHDDの容量が大きいので、以下のディレクトリの内容を丸ごとバックアップした。
- /etc
- /usr
- /var
- /home
バックアップにはrsyncを用いた。Knoppixだと、/media/以下に各パーティションがマウントされる。仮に元のマシンのHDDがhda1外付けHDDがsdb1でマウントされているとき、以下のようにしてバックアップする。
% rsync -az /media/hda1/etc /media/sdb1/etc
lennyのインストール
squeezeのインストールCDをjigdoを使って作ろうと思ったら、2009年3月10日現在では、テスト版のjigdoファイルがない。(Debian: jigdo をつかって Debian CD イメージをダウンロードする)。安定版のlennyのインストールCDを作成する。
インストールCDを作成後にインストールを試みるが、USB外付けHDDがつながっているとブートがうまくいかない。そこで、外付けHDDをはずしてインストール。CD-ROMドライブの調子が悪いのか、ベースシステムのインストールに数回失敗するが、懲りずに繰り返し、インストール成功。taskselでデスクトップ環境だけを選択して、あとは個別にインストールすることにする。
squeezeへのバージョンアップ
lennyを最小限インストールしたら、/etc/apt/source.listを書き換えて、testing環境を構築する。source.listを書き換えたら、以下のコマンドを実行し、アップグレード。
# aptitude update # aptitude safe-upgrade # aptitude dist-upgrade
まず追加インストールしたもの
各種設定
以下の順番で設定していった。
- Debian GNU/Linux squeezeからBrother HL5270DNを使う
- emacs22で綺麗なフォントを使いたい
- Debian GNU/Linux squeezeでemacs23(emacs-snapshot)
- Debian GNU/Linux squeeze上のemacs22でTamago(egg)を使う
- fetchmail + procmail + spamassassin + wonderlust
- Debian GNU/Linux squeezeで日本語TeX環境を用意する
- Debian GNU/Linux squeezeで日本語を含むPDFファイルを閲覧する
- Debian GNU/Linux squeezeへのRails 2.3RC1導入メモ
- emacsでRails開発
- Debian GNU/Linux squeezeでDBIx::Classを使う
- Debian GNU/Linux squeezeでUnisonを使う
- Debian GNU/Linux squeezeでJabrefを使う
- Apache + Passenger
- Debian GNU/Linux squeezeでGNOMEからFluxboxへ
- Debian GNU/Linux Squeeze上でRedmineを動かす
- rsync + ssh でミラーリング
参考ページ
- X WindowシステムでTrueTypeフォントを使う
- 松江SNS::ごろねこ日記2.0 -rubyとかDebianとかの覚書とか- - emacsでanthy使って日本語入力。:lennyにはeggは無かったという話。woodyからぐちゃぐちゃと使っていたので気がつかなかった。
- Anthy Wiki:Emacsから