Webアプリケーションでどうサポートするか

れが遠い所にあって送り迎えが必要だったとする。この場合、「子供さんにはそれが最適だけど、とても時間がかかってお母さんの負担が大きいので、他の所を探しましょう」と言われて、家族はそれを素直に受けいれられるかどうか。「お母さん」自身が素直にそれを受け入れ、家族に余計な言い訳なしで結果を報告できるかどうか。

一方、もし私たちが日本にいたら、と思うとぞっとする。日本の学校も、私の子供の頃からはずいぶん変わっていると思うが、それでも夏の体験学習や補習校の感じを見ていると、とてもここまで、体系的にテストして分析することも、それに基づいて専門家が指導してくれることも、きっとないだろうと思う。

先生「お宅のお子さんは、本当はとっても頭がよさそうなんですが、書くのが苦手で困ります。もっときれいに字を書けるよう、ご家庭で指導してくださいね、お母さん。」

私「え、どうやって?何を?いつ?・・・」

で終わりだろうと思う。とにかく、基準から外れていることは、お母さん任せ。

ゾクッときた。特に「お母さん」が多いのだろうけれども、父子家庭ならば「お父さん」がその役割を担う。というか課程の中での「お母さん」役がその役割を担うのだろうけど。

どうやったら、「ご家庭で指導してくださいね、お母さん。」の社会から「体系的にテストして分析し、それに基づいて専門家が指導してくれる」社会に移れるんだろう。どういう仕組みで、どれだけのお金と人材と時間が必要なのかを我々の前に他の政策や税金の使い道とともに提示してくれる政治家はいないだろうか?

一歩進めて、仮にそういう政治家がいるとしたら、そういう政治家をWebサービスでサポートすることは可能だろうか?可能だとしたらどういうWebサービスだろうか。

偏見丸出しでいえば、政治家がもっとも興味を持っているのは「次の選挙でもまた当選できるかどうか」という点にあるはず。であるならば、政治家にしっかりと働こうと思わせるには、政治家の活動が有権者にしっかりと伝わり、活動の内容によって次の選挙の当落が決まることがはっきりと分かる仕組みがあればよい。

ということは、Webサービスで何をサポートするかといえば「政治家の活動が有権者にしっかりと伝わり、その活動内容によって次の選挙の当落が決まる」という仕組みをサポートする必要がある。まあ、ここまでは当たり前の話で5分でたどり着けるけどここからは実際に考え始めたら勉強が必要。

  • 政治家の活動とはそもそもどういうものか?どんな種類があるのか
  • 政治家の活動はどういう基準で評価されるべきか?種類ごとに評価基準は違うのか?
  • 政治家の活動を有権者に評価してもらうためには何の情報を有権者にとどければよいのか?
  • 有権者にしっかりと政治家の活動が伝わるための必要条件にはどういうものがあるのか?
  • 有権者が選挙で政治家を当落させるための直接的(当然、投票)、間接的行動にはどういうものがあるのか?
  • 政治家と有権者がそれぞれ多対多の関係のときに、有権者が選挙で政治家を当落させるための直接的、あるいは間接的行動にはどういうものがあるのか?
  • 政治家と有権者がそれぞれ1対多の関係のときに、有権者が選挙で政治家を当落させるための直接的、あるいは間接的行動にはどういうものがあるのか?
  • 有権者が政治家を当落させるための方法のうちWebサービスに反映させられるのは何か?
  • 有権者が政治家を当落させるための方法のうちWebサービスで支援できるのは何か?
  • 提供するサービスの利用者が有権者であることをどうやって保障するか?
  • 現状の法律の枠内で提供できるWebサービスにはどういうものがあるか?
  • 外部からの攻撃者からWebサービス、および、利用者をどうやって守るか?
  • 悪意ある有権者からWebサービス、および、他の利用者をどうやって守るか?
  • 悪意ある政治家からWebサービス、および、他の利用者をどうやって守るか?
  • 継続的に仕組みをまわしていくために低コストで人員をあまり使用しない仕組みにするにはどうすれば良いか?
  • 選挙区の範囲が大きくなるにつれて規模の問題に対処しなければならなくなるが、それをどうやって解決するか?

答えがないけど、とりあえずメモ。