これはコミュニケーション依存では?

ポケベルでひっきりなしに連絡を送りあう。携帯電話の定額制がでてひっきりなしに電話しつづける。携帯メールし続ける。今、ネット。

インターネットのゲームやメッセージのやり取りを自分の意志でやめられないといった、いわゆる「インターネット依存」になっている中学生と高校生は8.1%に上り、全国で50万人を超えるという推計を、厚生労働省の研究班が公表しました。

厚生労働省の研究班は、ことし3月までの半年間、全国の中学生と高校生合わせて14万人にアンケート調査を行い、このうちおよそ10万人から回答を得ました。
インターネット依存症は、診断の定義はありませんが、研究班は「ネットの使用時間を減らしたりやめようとしたりしたが、うまくいかなかったことがあるか」や、「ネットのために大切な人間関係を台なしにしたり、危うくしたりすることがあったか」など、8つの質問に5つ以上当てはまる場合、依存状態になっていると判定しました。
その結果、「ネット依存」になっている中学生と高校生は8.1%で、全国で合わせて51万8000人に上ると推計されることが分かりました。
中高生別では中学生は6%、高校生は9.4%で、男女別では男子生徒は6.4%、女子生徒は9.9%でした。
中高生のネット依存について大規模な調査結果が出るのは初めてで、同じ研究班が行った20歳以上の大人の推計値と比べると、中高生の割合はおよそ4倍に上っています。
研究班のメンバーで国立病院機構久里浜医療センターの樋口進院長は、「さまざまな経験を積んで世界を広げなければならない子どもたちがオンラインの世界に閉じこもってしまうのは、大きな問題だ。予防のための教育や診療体制を早期に整える必要がある」と話しています。

一日中、友達とべったりでだらだらと過ごしている小学生〜高校生は昔からいたけど、彼らも「依存」になるんじゃなかろうか。