中途半端な採用基準:大学1年生採用

大学の卒業をシグナリングであると喝破して、入試に受かったという事実で採用するというのは合理的で良いと思う。そういう企業があっても良い。

カジュアル衣料最大手のユニクロを展開するファーストリテイリングは、来年にも大学新卒の一括採用を見直す検討に入った。従来の慣行にとらわれない採用方式が、企業に広がる可能性がある。柳井正会長兼社長が朝日新聞のインタビューで明らかにした。

現在、同社は国内では年1回採用を行っている。新しい方法では、採用時期を通年とし、選考する学年も問わない方式を検討している。柳井氏は「一括採用だと、同じような人ばかりになる。1年生の時からどういう仕事をするか考えて、早く決められる方がいい」と話す。

具体的には、1年生の時点で採用を決め、在学中は店舗でアルバイトをしてもらい、卒業と同時に店長にするといったコースが想定されるという。

でも、すぐに採用しないで在学中はアルバイトで働いてもらうというのは中途半端。大学進学が可能な学力を持った高卒が欲しいということなのだから、入社試験を予備校に頼んで実施するか、予備校の模試の得点およびセンター試験の結果および入試の合格証明書を使って採用すればよいのに。人件費&採用経費削減目的っぽい。

せめて、正式採用した上で、給料払って(少なくとも学費分は払って)働かせるべき。大学の授業を認めているんだかそうじゃないんだかさっぱりわからない話になっている。「結局、福利厚生を家庭に頼ったフリーライドじゃないか」と思われるというオチ。

で、実際に思われている