締切りdrivenな自分の取り扱い説明書

ミームの死骸を待ちながら:「きわめて短時間にそこそこの成果を上げる人間」の取説とその弱点を読んでインスパイアされたので。

根拠ゼロだけど、80%の社会人が「締切り間際になるときわめて短時間でそこそこの成果を上げる人間」だと思う。コツコツと目標に向かって努力することができるのはとても珍しい人間だから、多くの人に賞賛される。普通の人は、コツコツ努力なんてできない。そんなコツコツ努力できない一般人を制御するための手段として、インセンティブやライフハックが生まれているんだと妄想している。

ところで、私のボスは私にとってすっごい研究者だけれども、彼は完全に締切りdrivenな人間。頭の中にいろいろとやりたいことのビジョンがあるけれども、締切りがこなければ仕事を上げることができない。

彼がどうやって自分をコントロールしているかと言えば「自分で自分に締切りを課す」という方法でコントロールしている。たとえば、研究費助成に申請したり、国際会議に論文を投稿したり。自分で自分がどうにもできない締切りを課し、そのプレッシャーを使って自分を動かしている。

私も完全に締切りdrivenな人間。自分の成長のためにコツコツ努力することができない。そんな自分をがんばらせるためにはどうするかと言えば、自分がそれをやらないとすっごく不利益を受けるというシチュエーションに自分を放り込んで、しょうがないからがんばるということ。

コツコツがんばれない人は、自分ががんばらざるを得ない状況に自分を放り込むと良い。ただし、背水の陣は敷かないこと。最後の最後で致命的な一撃を回避できる程度の状況を選ぶのがポイント。