基本的に人口の大半にワクチン接種が終わるまで、感染者数の増大を防ぐ方向に日々の暮らしを送るべきだけど、一方で、そうもできない人や状況の人向けにハームリダクションな対応方法も検討されても良いと思う。
ハームリダクションはもともと薬物依存に対するアプローチの一つ。
ハームリダクションとは何かハームリダクションとは,「その使用を中止することが不可能・不本意である薬物使用のダメージを減らすことを目的とし,合法・違法にかかわらず精神作用性物質について,必ずしもその使用量が減少または中止することがなくとも,その使用により生じる健康・社会・経済上の悪影響を減少させることを主たる目的とする政策・プログラムとその実践である(Harm Reduc-tion International: HRI)」1).ハームリダクションは,薬物使用者,家族,コミュニティに対して,寛容さをもって問題を軽減するきわめて現実的な政策・プログラムである.
(ハームリダクションと その考え方(PDF)より)
そう思ったきっかけは以下のツイートで紹介されている記事を読んでのこと。
「コロナ予防的なセックスワークの働きかた~アンチコロナプレイで少しでも安全に働こう!~」
— Swash (@swash_jp) 2020年4月17日
できるだけ飛沫を避け、コロナウィルスが多い部位の接触を避けながら働く方法を書いています。
専門家会議メンバーのコロナ対策専門の医師に監修して頂きました。https://t.co/lIczdIsTaj
いろいろな理由でそうするしかない人は、せめて破滅的な状況に陥らないような対応指針があると良いと感じた。
swashweb.net
Googleで「新型コロナ ハームリダクション」で検索したところ以下の記事が。
forbesjapan.com
4月末からの緊急事態宣言では「外飲み」が大変批判されているわけだけど、どうしても友達と顔を合わせて盛り上がりたいという欲求に対して「我慢しろ」は厳しくなってきているんじゃなかろうか。ハームリダクションの視点で「どうしても我慢できないときは、せめて安全に飲み会しましょう」という提示がどっからか合っても良いと思う。まあ、こういう提示はスゴイ反応を引き起こしてしまうので難しいのだろうけど。
とりあえず考えてみた。