私は「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」は良い試みだと思っているのだけど、「ニセ科学」批判のキクマコさんは違う評価みたい。なのでメモ。
Twitterのコメント
僕の中では石川幹人さんは疑似科学側の人なんだよなー。悪いけどさ
— キク☆マコ☆(1/26ベアーズ) (@kikumaco) May 20, 2016
石川幹人さんを「疑似科学批判」の文脈で持ち上げるのはよくないと思うんだが。彼自身が興味深いサンプルではあるけれどなあ。超心理学は代表的な疑似科学じゃないかなあ。引き受けたものについて、再考すべきかどうか悩んでいる
— キク☆マコ☆(1/26ベアーズ) (@kikumaco) September 10, 2016
石川幹人さんと同じ雑誌の特集に書くのがいいのかどうか悩んでいる。ニセ科学特集に彼がでてくるのには、僕は反対なんだが。超心理学は代表的な疑似科学なんで
— キク☆マコ☆(1/26ベアーズ) (@kikumaco) September 11, 2016
石川幹人さんを「疑似科学批判者」扱いするのは問題だと感じている人は少ないの? 僕は、あの人自身が疑似科学者なんだから、疑似科学批判なんかできるはずがないと思ってるんだが
— キク☆マコ☆(1/26ベアーズ) (@kikumaco) November 2, 2016
やはり僕は石川幹人さんを「疑似科学批判者」であるかのように扱うことに疑問を感じる。ていうか、違うでしょ。彼は超心理学の人だから、疑似科学者そのものだよ。世間とはかくも騙されやすい
— キク☆マコ☆(1/26ベアーズ) (@kikumaco) November 10, 2016
僕は明治大学がやってる疑似科学の「評定サイト」をまったく評価しない。これははっきり言っておこうと思う。理由はボスの石川幹人氏が超心理学の人だからです。それでは疑似科学の「評定」など無理
— キク☆マコ☆(1/26ベアーズ) (@kikumaco) December 10, 2016
石川幹人さんに科学的な思考ができないことは分かってる。彼には超心理学の主張する内容が「物理現象」であることすら理解できてなかった。物理現象である以上、物理法則による制約がある。心理学は心の問題を扱うけれども、超心理学は物理現象を扱ってるんだよ。そこが話の肝だ
— キク☆マコ☆(1/26ベアーズ) (@kikumaco) December 10, 2016
リカタンの原稿には「超心理学は典型的な疑似科学」と明記しました。ニセ科学特集に石川幹人氏が執筆すると知り、いったんは僕が降りることも考えましたが、最終的に執筆し、ただし上記のことを明記しました。ニセ科学特集に石川氏の原稿を掲載するのは編集側の重大な判断ミスだと考えています
— キク☆マコ☆(1/26ベアーズ) (@kikumaco) January 12, 2017
僕自身は石川幹人氏を疑似科学者と判断しています。三度ほど直接議論したことがありますが、彼は「超心理学が主張するのは物理現象なので、物理学の法則に反するものは否定される」という簡単な話を理解できませんでした。石川氏は科学の方法論を理解していないと思いますので、ニセ科学批判は無理です
— キク☆マコ☆(1/26ベアーズ) (@kikumaco) January 12, 2017
情報のフィルタリングの基準としては一理あると思う。
石川研究室
社会学の人だと思っていたけど、違うのね。第5世代コンピューティング経由の方なのでどちらかというと情報系みたい。
バックグラウンドが複雑。
- 1982年3月:東京工業大学 理学部 応用物理学科 卒
- 1983年3月:東京工業大学 総合理工学研究科 物理情報工学 中退
- 1995年3月:東京農工大学 大学院工学研究科物質生物工学専攻 論文博士
- 1996年4月 - 1997年3月 明治大学 法学部 兼任講師
- 1997年3月 - 2002年3月 明治大学 文学部 助教授(情報科学センターで各種情報論を担当)
- 2002年4月 - 2003年3月 デューク大学 工学部 客員研究員(超心理学のメッカであるライン研究センターに滞在し、超心理学の歴史と現状を調査研究する)
- 2002年4月 - 2004年3月 明治大学 文学部 教授
- 2004年4月 情報コミュニケーション学部 教授
疑似科学とされるものの科学性評定サイトに関するエントリー
2015年開設当時のエントリーが中心
私の感想
プロジェクトの提案者が科学的なやり方をしていないので、そのプロジェクトを信用しないというのは情報フィルタリングの基準としてありだと思う。一方で、提案者がどういう人であれ「他者が検証しやすい形で情報を提供している」のは良いのではないかと思うので、このまま、ブラッシュアップしていっていただきたいところ。私の認識では Wikipediaのあり方と一緒に見える。
ただ、ニセ科学批判者の権威として扱うのはうまくないように思う。あくまでもプロジェクト起草者として敬意を払う感じで。