市況かぶ全力2階建:経済危機ジャンルのノストラダムス本、浜矩子・高橋乗宣コンビの最新作は「2016年日本経済 複合危機襲来の年になる!」を読んで「本当かよ」とおもったのえAmazon.co.jpで検索した結果をまとめる。いかに列挙したもの以外にもいろいろあったが、翌年の見通しを語る系の本を抜粋。
96年から99年まで、「本当にどうなのか」のシリーズで似たようなことをやっているのだけど、2000年から出版社変わって煽るタイトルに変えたっぽい。
2000年から「20XX年〜」という本を東洋経済新報社から出している。たぶん一番アレなのは東洋経済新報社。「20XX年〜」という本は前年の11月に出ている。どれくらい高速出版なのかわからないけど1か月前としてもおそくとも10月に書き終えているのではないかと。
2004年は「景気よくなったかな」と6月に “カミカゼ”景気―ダイナミックな回復の始まりとだすもののすぐに11月には 2005年日本経済世界同時失速の年になる! となる。
2007年に出版すべき「2008年〜」はない。リーマンショックが起こったのが2008年9月。そのすぐあとの12月に世界恐慌の襲来―日本経済は「最悪の10年」に突入するが出版されている。なので、2007年に心折れて(あるいは出版社の心が折れて)一度止めたけど、リーマンショック起こって「やっぱり、いける!」と思って再び始めたのではないかと。
ちなみに、Amazon.co.jpによると高橋&浜ペアの初出は 1987年のヘビーデューティの経済学―危機のあとに見えるもの。