復興庁参事官Twitterでの愚痴垂れ流し事件

記事の内容および配信時間からOurPlanetTV:被災者や議員へ中傷ツイート連発〜復興庁「支援法」担当が報道のスタートなのだろうと思う。それにしても、この記事は偏り過ぎだろう。Togetter:復興庁 水野靖久参事官の主なツイートを読んだときとの印象が違いすぎる。

以下、Googleニュースで「復興庁」で引っかかった記事の公開時刻順。OurPlanetTVが報じて、大手では毎日が先頭切って報道している。内容もOurPlanetTV寄り。

毎日新聞があらわにした復興庁の不思議な対応。

 復興庁で福島県被災者支援を担当する幹部職員が個人のツイッター上で「国家公務員」を名乗り、課題の先送りにより「懸案が一つ解決」と言ったり、職務上関係する国会議員や市民団体を中傷したりするツイートを繰り返していたことが分かった。政府の復興への取り組み姿勢を疑われかねないとして、同庁はこの職員から事情を聴いており、近く処分する方針。
〜中略〜
水野氏はツイートの真意をただした毎日新聞の取材に「個人でやっている」「記憶にない」とだけ繰り返し、コメントを拒否。その直後、ツイッターのアカウントを削除した。復興庁は重大な事案だとして事実を確認中で、「結果などを踏まえて適切に対処したい」としている。
毎日新聞:復興庁:幹部ツイッター暴言 「左翼クソ」「懸案曖昧に」より)

11時代から報道が増えている理由は根本匠復興相が答弁したから?

根本匠復興相は13日午前の衆院復興特別委員会で、水野参事官のツイートについて「事実とすれば国家公務員としていささか不適切な発言だ。関係者に不快な思いをさせたのであれば率直におわびしたい。事実関係を確認中で、その結果などを踏まえて適切に対処したい」と答弁した。
朝日新聞:復興庁幹部、ツイッターで暴言 「左翼のクソども」より)

そんな大事に思えない。普通に厳重注意で十分だと思う。

民主党の高木国会対策委員長は、記者会見で、「政府は直ちに事実関係を調査すべきだ。今の政治の最大の課題の1つは、震災からの早期の復旧・復興と、原発事故の完全な収束、除染を含めた福島の環境整備だ。そうしたなかで、国民、特に被災者を中傷するような行為があったのであれば、行政の責任者も含めて厳しく追及していかなければならない」と述べました。
社民党の福島党首は、党の常任幹事会で、「復興にあたる当事者が、被災者への支援策などは先送りしていいというような立場だからこそ、全く支援が進んでこなかった。ツイッターで暴言をつづった復興庁の参事官の更迭を強く要求し、安倍内閣や復興庁がしっかりと支援体制を作るよう要求していきたい」と述べました。
NHK: 復興庁幹部がツイッターで中傷 処分へより)

大変なのはわかるけど、水野氏の退庁時刻や登庁時刻、出張の多さにも目を向けてあげてほしいと思う。

同法の発議者の一人、川田龍平参院議員(みんな)は「原発事故から2年がたち、官庁にはああいう人が多いのではないか」と、霞が関全体の空気を推し量った。質問通告が遅いなどとして不満をツイートされた高橋千鶴衆院議員(共産)は「委員会(の日程)が立て込んでいる中で最大協力し、寝ないでやっているのに」。水野氏が「左翼のクソどもから罵声を浴びせられた」とツイートした集会を主催したNGO「FoEジャパン」の満田夏花(かんな)理事は「実際には罵声などなかった。とても悲しい気持ち」とため息をついた。
毎日新聞:復興庁幹部暴言ツイート:復興相が謝罪 国の姿勢疑う声もより)

共同通信東京新聞の締めがシビレる。そして、東京新聞共同通信の記事をちょっとだけカスタマイズしただけなのね。

水野氏は総務省の出身。千葉県船橋市の副市長を経て昨年八月から復興庁に在籍。所属する法制班では東京電力福島第一原発事故被災者支援強化を目的とした「原発事故子ども・被災者支援法」に基づく運用の基本方針の策定作業を担当している。しかし、同法成立から一年たっても基本方針は示されていない。
東京新聞:市民団体を「左翼のクソ」 復興庁幹部職員が暴言より)