Twitterでご助言いただいた。
next49先生のエントリはいつも勉強になることが書いてあってとても有益。ただノンバーバルな問題についてほとんど記載がないのが前からちょっとだけ気になったんだよな。
(Twitterより)
ノンバーバルコミュニケーションについてあまり書かなかったのは私がノンバーバルコミュニケーションが不得意なため。出すのも読み取るのもたぶんうまくない。ただ、個人的経験から、授業をしているときや、学生に個別相談しているとき、ボスに報告しているときにしんどいなぁと感じるのは、リアクションが一切ないこと。あいづち、うなづき、小首かしげる、表情の変化などがないため、相手の状況が読めず、話しているのが不安になってくる。特に学生と個別相談しているときに、話の区切りでもないのに「ここまでの話はわかる?」と思わず尋ねてしまう場合は、相手が能面&硬直の状態のとき。表情はこわばったまままで、かつ、一切体を動かさないと人形に話しかけているようで心が折れる。
自分は相手の話をまじめに聴いているのに「真面目に話聞いている?」「ちょっとは興味もてよ」とか言われる人は、能面&硬直になっている可能性がある。本人にしてみるとまじめに聴いているので、意識が話に行き、表情やうなづきの面までコントロールできないのかもしれないけど、外から見ると深く考え込んで能面&硬直なのか、別の理由で能面&硬直なのかわからない。
意識的にうなづき、小首をかしげる(あるいは眉を動かす)などして、相手にあなたの理解状況を情報公開してあげると、無用な疑惑を招かずに済む。私の個人的好みとしては
- 話の塊(文章ならば一文、あるいは、一段落)ごとに、理解している、話を進めてほしいという証に一度うなづく。短い時間に何回もうなづかれるとポーズでうなづきをしているような気がする(理解度と関係ない印象がある。あいづちとして「はいはいはい」といわれる感じ。「はい」は一度で良い)
- あんまりちょっと話についていけないなと感じたら、小首をかしげる。こういう感じ⇒参考:小首をかしげるしぐさ。このぐらいの品質で小首をかしげられれば、なんでも教えてもらえると思うけど、われわれ素人には難しい。実際は、こういう仏頂面になるかもしれないけど、何かひっかかっていることが相手に通じればそれOKだと思う。 ⇒ 小首をかしげる
- 男性だと、小首をかしげるのはハードルが高いと思うならば、眉を動かすというのも良いと思う。たとえばこんな感じ⇒ 片眉をあげる(鏡の前で馬鹿にしている表情になってないか一度ご確認を)。あるいは眉をひそめる・眉間にしわを寄せるのも「難しい」と感じている良いしるしだと思う → 眉間にしわをよせる(一度不平不満を言いそうな顔でないかを鏡のまでご確認を)
- あとは、顔を下に向けたまま一切こちらをみないというのは「聞きたくない」という印象を与えるかもしれないので、どうしても相手の方を向けない人(私は向けません)は、メモを取るという動作とともに下を向くのがお勧め。「聞きたくないから下を向いているのではなく、メモを取るから下を向いているんだ」と解釈できるので、相手の疑心暗鬼を止められる
上記Twitterでご助言くださった方がすすめてくださった本はこちら。私も読んだことないので今度読んでみようと思う。
ただ、ノンバーバールコミュニケーションは、育ってきた背景の違い、文化の違い、世代の違いによりいろいろと変わるので有名どころだけを解釈対象として採用した方がみんながそれほど不愉快にならないと思う。