日銀話

でもさ民主主義で金融政策が運営できるわけないじゃん。金融のこと何を知ってる?専門家が判断する。民主主義はそれに承認を与えるかどうかで関わる。ちゃんとした専門家を選びだすと信じるに値するシステムに対しての承認。その承認があれば、あとの具体的な金融政策は専門家に任せるべき。

ただ日銀の中でもそのことが分かってない人が多い。国民投票で金融政策を決めればいいなんて言う人もいる。そんなの明白な間違い。 RT でもさ民主主義で金融政策が運営できるわけないじゃん。金融のこと何を知ってる?専門家が判断する。民主主義はそれに承認を与えるかどうかで関わる。ちゃんと…

岩田 規久男「日本銀行は信用できるか」p.20より

以上のような例外、または、特殊事情を除くと、日銀総裁になるための条件は「東大法学部卒業」である。この条件は財務省(旧大蔵省)の事務次官人事と同じである。2000年7月に財務事務次官に昇進した杉本和行は、東大紛争で東大入試がなかったため京都大学に入学したが、翌年東大法学部を受験して入学し直したほどである。財務省官僚おトップを目指すには、東大法学部卒業が必須条件なのである。

さらに、図表1−1から、佐々木直から松下康雄まで、日銀副総裁経験者と大蔵事務次官経験者が「たすき掛け」で(交互に)日銀総裁になる慣例が続いたことが分かる。どちらがなるにせよ、東大法学部である。