02月20日 のつぶやき

  • 00:09  考えてみよう。「無価値だな」 QT .@shrineroof "日本語には、その一言だけで、相手をものすごく侮辱する恐ろしい言葉はありません。日本語には存在しないんです。" http://tumblr.com/xe66lcbca
  • 01:14  修士進学のみなさん、「計算機科学系なら卒論は3月中にまとめなおして国際会議に投稿しよう」 http://bit.ly/ba8yU5 と「学生指導の外部委託はほどほどに」  http://bit.ly/bhumLq をどうぞ。
  • 01:16  海外旅行にLANケーブルとスリッパを持っていくのを忘れなくなるまで数回の失敗が必要でした。昨年の出張でiPhoneとPCをつなぐケーブルを忘れないことを学びました。 .@mika_pon 海外は、帰りに詰め忘れが無いかの確認にも使えるので、良いんですよね。
  • 01:32  「そこが頂上だと思っているんだね。」 QT .@shrineroof 日本語には、その一言だけで、相手をものすごく侮辱する恐ろしい言葉はありません。日本語には存在しないんです。
  • 02:19  はぁ、本当に違うんですね。うちの研究室は指導教員の許可無く、研究室で行った研究の成果を投稿したら研究室を変更させます .@tsujifolyam テーマが近ければ投稿前の原稿に指導教員からコメントを貰う人はいるだろうけれども、論文の投稿先も各自で決める範囲のものだと思っていた。…
  • 11:42  お題:大学という組織が産業界のニーズにあう人材を輩出できるようになるにはどうすれば良いか?
  • 11:44  大学側からの典型的な答え「大学は、産業界が欲する人材に共通する基盤的な知識や技術を身につけた人材を輩出する。個々の業務に特化した知識や技能は就職してから身につけてもらう。」
  • 11:46  産業界側が大学側の典型的な答えに満足しなくなった。可能性は「大学は産業界が欲する人材に共通する基盤的な知識や技術を教え切れていない」→「基盤的知識や技術は変化したので大学側はそれをとらえきれていない」
  • 11:47  「基盤的な知識や技術だけの習得だけでは不十分」→「個々の業務に特化した知識や技能も教えて欲しい」
  • 11:51  明らかに、二つの理由のミックス。たとえば計算機科学系では、1997年に情報処理学会がまとめたJ97というカリキュラムがCC2005を日本向けにアレンジしたのがJ07に更新され、1領域だったものが5領域に分類されている。それだけ計算機の利用法が広がったということ。
  • 11:54  使用方法が広がり、基礎の基礎をおさえているだけでは応用との差が広がりすぎるようになった結果の新カリキュラムなので、産業界が「大学は産業界が欲する人材に共通する基盤的な知識や技術を教え切れていない」と思ったとしてもいたしかたない。
  • 11:55  「じゃあ、カリキュラムをすぐに変えればいいじゃない」という意見もすぐにでてくるけど、大学教員の端くれとして5年間在籍している経験からするとそう簡単な話じゃない。
  • 11:58  カリキュラムを変えるということは、教える授業内容を変えるということ。授業内容によっては、学科の教員の誰もが知らない分野というのもあり得る。筋としては、その分野を知っている教員を学科のメンバーとして迎えればよいのだけど、問題はポストの空き。
  • 12:00  多くの場合、学科ごとに教授何名、准教授何名と決まっており、その枠内で教員の採用を行える。ここに空席がなければ、授業のために人材が欲しくても新たに迎えることができない。
  • 12:03  「じゃあ、カリキュラムの変更によって、教える授業がなくなる教員、いなくなっても影響がでにくい教員にでてもらえばいいじゃない」という意見が素直にでてくるけど、普通にクビ切りなので実行しづらい。
  • 12:04  もし、その先生が研究もしない、研究室運営もダメ(学生指導できていない)、大学運営にも貢献していないなら、まだクビにできそうだけど。どれもそこそこである場合にクビをきる理由が「カリキュラム変更によりあなたの教える授業がなくなったため」だと難しい。
  • 12:04  なぜかといえば、またカリキュラムを変更した際に今度は自分にその言葉が返ってくるかもしれないから。
  • 12:05  「優秀な人材なら、すぐに他の大学に就職できるでしょ?」と思うだろうけど、「オレは、優秀だから引く手あまただぜ」という人はそんなにいない。しかも、日本は大学の教員ポストは少ない。
  • 12:06  どうするかといえば、自分の得意分野でなくてもがんばって授業するか、非常勤講師をお願いして、その授業を担当してもらうか、カリキュラムを変更しないかのどれかになる。
  • 12:08  さらに、カリキュラムだけでなく、学生定員数がからまると話はもっと複雑になる。冷静に考えて、産業構造は日々変化していくのだから、学科の学生定員というものも産業界の要請に応じて増減させるべきなのは明らか。
  • 12:11  1年ごとに見直せとはいわないけど10年ごとに見直す必要があるのは他人ごとなら誰でもわかる。だって、人材を要請していた産業自体が縮小あるいは成熟して人手がいらなくなっているわけだし。
  • 12:13  ところが、学生定員と教員数は連動していることが多い。なので、学生定員を減らせば、教員数も減らさなくてはいけない。でも、教員の研究者人生(あるいは定年までの期間)と学生定員の見直し期間に差があるとき(普通はある)、教員は定期的にクビをきられる恐れがでてくる。
  • 12:15  これは、カリキュラムの変更より恐ろしい。産業構造の変化によるので教員個人の力ではどうにもできない。
  • 12:16  また、学生定員が減ったからといって、教えるべきことの量は減らないので講義の数は減らない。必然的に、教員一人当たりの負担は増える。
  • 12:18  産業界の要請に応じて、カリキュラムの変更および学生定員の見直しを定期的に行うと、そのたびに教員の入替が発生する(可能性がある)。教員の研究者 or 労働者人生に比べて、クビになる頻度が高いので教員にとってはカリキュラムの変更や学生定員の見直しは面白くない話。
  • 12:20  さらに、教員の入替、カリキュラム変更の準備、カリキュラム変更に伴う入試内容の変更などを行おうとすると、準備に最短で1〜2年間かかる。そして、学生をきっちり教育して産業界に送り出すのは4年間かかる。要請に応じて変革を始めてから5〜6年後に学生を送りだすわけ。
  • 12:22  「5年前にオーダーされた人材は、今の産業界で求められている人材なのか?」という根本的な疑問が生じる。変革のサイクルが早い分野においては、答えはNoだと思う。
  • 12:25  カリキュラムや学生定員を見直すインセンティブは教員個人としてはあまり存在しない。また、学生個人からしてみれば、カリキュラムによって身につけられる知識や技術にある程度の一般性(永続性)がなければ、一生懸命学んでも求められない知識や技術を学んで社会にでることになる。
  • 12:26  これらの話は別に大学にかからず小学校〜高校まででも一緒。
  • 12:26  産業界の要請に沿ってカリキュラムを組むことがよいかどうかは別として、要請にできるかぎり沿い、適切なカリキュラムの下で学生を送り出す大学をつくるにはどうすれば良いかを考える。
  • 12:28  まず、大前提として、産業界の要請というものは短い周期で変わるものである。短くて3年、長くて10年くらい?そして、教員が果たすべき業務が多いほど、カリキュラムの変更や学生定員の見直しでクビにしづらいものである。
  • 12:30  なので、まず大学教員に研究室を持たせないようにしたほうが良い。研究室があると、指導学生の引継ぎ、施設の引継ぎなどで迅速に教員を入れ替えることができない。また、出来る限り、教員の仕事を講義だけに特化し、大学運営は別の人材を集めるとする。
  • 12:33  次に、カリキュラムの選定権、学生定員の見直し権は、学科ではなく、大学が保持すべき。教員個人にはカリキュラムや学生定員を見直すインセンティブはあまりないので、大学が有識者の力を借りて定期的に見直す。
  • 12:36  可能ならば、現在産業界で働いている人を講師として招聘すべき。というか、カリキュラムに合わせて傭兵的に現在産業界で働いている人を講師として招き、講義をしてもらうべき。こうなると、傭兵団ではないけど、講師のアレンジメント専門家が必要となる。
  • 12:37  卒業研究によって、補填されていたメタ研究技術などについては、形式知化し、その中から産業界の要請に基づくものだけをコースワークにして、提供する。
  • 13:15  ちょっとお酒飲んでくるのでとりあえずここまでつぶやいた内容といただいたコメントをTogetterにまとめた。 「大学が産業界の要請に応じていない?」 http://togetter.com/li/6421

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