2022年になって、まだそういうことしてんの?というニュースを見た。
男子には内緒ですが、女子は基本的には応募=採用です――。帝京大学は、ある教員によりゼミの選考で男子学生が不利に扱われたという学生の投稿を受けて、当該教員のゼミの募集を中止することを発表しました。
私の所属学科(工学部計算機科学系、卒業研究は必修)の場合は、学生が第X希望(だいたいは第5希望)まで所属研究室をだし、各研究室の定員に応じてその時点までの成績順で配属が決まる。このため、教員側に学生の受け入れを選択する権限はない。こういう風にしておかないと、学生と教員、あるいは学生間でトラブルが発生するので、ずっと昔からこうなっている。
研究のやり方と同様に、ゼミや研究室配属のやり方というのは以下のパラメータの組み合わせでさまざまに変わるらしい。
- 学部・学科のカリキュラム内容(特に卒業研究が必修科目かどうか)
- 教員数と学生数の割合
- 部屋の数(大学によっては教員室しか存在せず、学生が滞在できる研究室がないところもあるらしい)
- 分野(チームで研究するか、個人で研究するか)
卒業研究やゼミ配属が必修でないカリキュラムの学部・学科では、教員側が当該年度のゼミ受け入れ人数を決め、そのうえで希望学生を選抜するという場合もあるらしい。やる気ない学生が卒業研究やろうとしても、落第するだけなので致し方ない側面もある。上記のニュースになった帝京大学の学部・学科はそういう仕組みだった様子。
最近はSNSを通じて、情報の流通がよくなったので、教員と学生の双方にとって公平感のある方法でゼミや研究室配属を決めないといけないね。
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古いけど、まだ有用だと思う。
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