学生の考える優しい先生は「厳しい」先生で、厳しい先生は「優しい」先生

会社のお話だけど、会社のみならず組織に通ずると思う。

このように、ある意味スタロジでの勤務というのは自由です。そしてこの自由こそが過酷で劣悪であるともいえます。いくらでもだらしなくなれてしまうのです。そしてだらしなさに陥ってしまうと、成果を出せずに居づらくなってしまう。これを守っていれば仕事をしてることになる、というものがないのです。結果が全てです。

とある社長さんは「羽生さんのところはきついよね」といいます。その社長さんは、人間というのは基本的に弱いのだからきちんとルールを作って守らせているといいます。それはそれでひとつの考え方ですし、それで非常に上手くいってるわけですからそれで良いと考えます。そうやって言われるようにスタロジは「きつい」会社だと感じられるのは、それは一面の真理だと思っています。

特に研究室の場合、研究室構成員のすべてが納得する目的というものがない(立てにくい)のでこれが顕著に出ると思う。賛否両論あるかと思うが思い切ってラベリングしてしまうと、学生の考える優しい先生というのは学生にとって都合の良い先生。学生の考える都合のよさの多くは「自由」なので、結果的に「優しい先生は実は厳しい」という結果になる。反対に学生の考える都合の悪さは「管理される」ことなので、結果的に「厳しい先生は実は優しい」ということになる。

凡人たる我々には、お釈迦様や孔子の教えにしたがい中道が一番、「ほどよく自由で、ほどよく管理」。