カフェパウゼで法学を 対話でみつける<学び方>

ブログカフェパウゼをあなたとの運営者ぱうぜさんこと横田明美さんの著書をご恵贈いただいた。

法学部の大学生ならば大学での学び方(特に高校との違い)を実感し、どう対処するのかを学ぶ基準を作るために大変役に立つと思う(仮に全面的に賛成しなくてもたたき台として役に立つ)。人文学や社会科学系の大学生にとってもいろいろと役に立つことがあると思う。その他の理工医農系の学生だと中盤(2年生まで)は役に建つけれども、3年生以降は法学カスタマイズなのでちょっとつらいかも。

大学院生および大学教員にとっては法学系だけでなくても役に立つと思う。自分が学んできた自分野の学び方、文章の書き方がある程度の一般性を持つということを確認できるので。

光栄にも pp. 292--293およびあとがきで当ブログの名前を挙げていただだいていることもあって、第I部(1年生)および第II部(2年生)で紹介されている多くの考え方や技法は、私にとってはなじみ深いものであった。なので、ほぼ全面的に賛同する。第III部(3年生)からは法学およびぱうぜゼミに特化されている内容になるので興味深く読んだ。

第III部および第IV部を読んで、ずっと思っていた素朴な疑問「法学部卒業して、弁護士にならない人はいったいどういう職に?」に答えをもらった気分。日本は大学生1年生から専門分野にわけることが多いので、他分野に進んだ時に大学時代がどう役にたつ可能性があるのかを教員も意識した方がよいよなぁと思った。また、 pp. 268--269のColumn 9で紹介されていた法学部と経済学部のコラボ講義は非常に興味深かった。

他、第I部(1年生)および第II部(2年生)の感想ツイート












追記

最後の方にいつも聞いているSessin 22で取り上げていた特集 【音声配信】特集「災害から生活を再建するために知っておきたい法律の知識とは?」岡本正×荻上チキ2018年7月19日(木)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」平日22時〜)でお話しされていた岡本正弁護士が紹介されていて「いろいろつながるなぁ」と思い、面白かった。