「ご確認だけでサービスをご利用いただけます」というロジックはダメ

さきほど、家にNTTコミュニケーションズから「2年割」の勧誘電話があった。電話のオペレーターの人は単なる雇われでマニュアルどおりに話しているのだろうけど、勧誘の流れが消費者の錯誤に付けこむものだったのでブログでメモ。本当は消費者生活センターにタレこむべきだけどちょっと面倒なので。

以下、記憶を頼りに再現。

  • オ:「NTTコミュニケーションズの〜と申します。ネットの接続料金が安くなるサービスについてご紹介させていただきたいのですがお時間よろしいでしょうか」
  • 私:「はい」
  • オ:「2年割というサービスがありまして、毎月X円お得になるサービスがあります。いくつかご確認させていただくだけでサービスをご利用になれます。ご確認させていただいてよろしいでしょうか。」

上記の流れで「確認」を求めている。私の契約状況なんてNTTコミュニケーションズが完全に把握している(だから、勧誘電話をかけてきている)はずなのに、「確認」を求めるのは非常に怪しい。今回はオペレーターが上記の「確認」を強調した段階で「これは契約でしょ?デメリットについて話さないのはダメじゃないんですか?」と割って入ったので、すぐに違約金の説明始めたけど、大変だめな勧誘方法だと思う。

2年割のサービスは「「2年割」とは、対象のOCN接続プランとセットで、24ヵ月単位での継続利用をお約束いただくことにより、ご契約期間中のOCN月額基本料が、戸建て向けの場合は毎月100円(税抜)、集合住宅向けの場合は毎月50円(税抜)おトクになるサービスです。」とのこと。携帯電話でおなじみの縛りサービス。なので途中解約にはペナルティがある。

  • 契約更新月以外に「2年割」または対象のOCN接続プランを解約された場合、または、対象のOCN接続プラン以外のOCN接続プランにプラン変更された場合、適用されているOCN接続プランに応じてファミリー(戸建て向け)の場合2,400円(不課税)、マンション(集合住宅向け)の場合1,200円(不課税)を違約金としてお支払いいただきます。なお、OCN接続プランの最低利用期間にかかる違約金5,000円(不課税)とは別にお支払いいただくものです。
  • お申し込みされたOCN接続プランが、「フレッツ光」回線のタイプにあわせて変更された場合、変更後のOCN接続プランに応じた「2年割」の減額および違約金となります。
  • 「OCN 光 with フレッツ」は料金起算月から2年間を最低利用期間とします。(料金起算月は利用開始日を含む月とし、利用開始日はNTT東日本が提供するフレッツ光が開通した日とします。)開通月から2年以内に、お客さま都合により「OCN 光 with フレッツ」を解約された場合、またはプラン変更された場合には、違約金5,000円(不課税)をお支払いいただきます。また、NTT東日本「にねん割」の解約金9,500円(税抜)が別途かかる場合があります。

定期契約と違約金/解約金

客にデメリットがあるサービス・商品をデメリット隠して電話で勧誘するのは確かダメだったはず。具体的にどの条項に反するかわからないけど、インフラ会社としてちゃんとした勧誘をすべき。