これはたわいなくありません:Togetter:やっぱり 抗がん剤は効かない!?

Togetter:やっぱり 抗がん剤は効かない!?はてなブックマークコメントにid:REVさんから以下のコメントがありました。

  • で、どこを反転させると虚構って書いてあるの?このtogetterを叩いている人を、「情弱」「ドヤ顔」「だまされて悔しかったんだろ」という、いつもの人マダー? ついでに、たわいもなさ判定よろ。

「ついでに、たわいもなさ判定よろ。」という部分は、私が先日かいたエントリーたわいのない嘘をつき続けるサイトがWebには必要への批判だろうと思うので、お答えします。

抗がん剤が効く、効かないという話はがん治療を行っている方・行おうとしている方にとってその後の人生を左右する話です。よって、これに関する嘘は「たわいないもの」ではありません。このようなその後の人生を左右してしまうような話について、嘘か本当かわからないことが日々流れているのが、今のWebです。

そのような現状で、このようなその後の人生を左右してしまうような話について、その真偽を確かめる癖をどうやって身につけるかという考えの下で書いたのが、先日のたわいのない嘘をつき続けるサイトがWebには必要です。これは、「人は痛い目を見ないといろいろと身につけられない。でも、回復不能なほど痛い目を見ると元も子もない」という私の認識に基づいた方法です。この認識、および、提案方法に異論があるのは承知しています。

REVさんを含め多くの方に「たわいない」の程度を示して欲しいと要求されています。私があのエントリーを書いたのは、虚構新聞のあの記事に対する反応を見ていて「たわいない嘘なら良い」という一般論が受け入れられていないように見えたためです。「正しいに決まっている」かどうかが私にとっての論点だったので、どのくらいの基準ならOKかというのは論点外でした。

一方で、ある話が「たわいないもの」であるかの判定は、誰かにしてもらうべきものではなく、個々人が自分の価値観より下すべきものと考えています。なぜならば、誰かが「たわいない」と判断しても、情報に接した人が「たわいない」と思わないならば、それはその人にとっては「たわいないものではない」からです。