達人級の実力を見せてやる

質問の型をいくつか持っておくと便利がご好評いただいているので、嬉しい限り。でも、ああいうことを私が書いているからと言って、必ずしも私が質問の達人であるとは思わないでね。

  • 例1:ある男性が妙齢の女性と雑談する状況になったときのこと、自己紹介も終わり話のつぎほが無くなったので思わずやっちまったとき。
    • 男:「お好きなプロ野球の球団はどこですか。」
    • 女:「…」
    • 男:「…」
    • 女:「…」
    • 男:「…」
    • 女:「初対面の女の人に『お好きなプロ野球の球団はどこですか。』といきなり聞くのいかがなものかと。」
    • 男:「すみません、精進します。」
  • 例2:着任年度の卒論発表会で新任助教が他の研究室の学生の発表にいきり立って質問してしまったとき
    • 助教:「あなたの研究の要点がさっぱりわからないのですが、この研究はやる価値があるんですか?」
    • 学生:「…」
    • 学生:「…」
    • 学生:「…」
    • 学生:「…」
    • 助教:「わかりました。結構です。」
    • 〜 翌日、ボスの部屋にて〜
    • ボス:「君の昨日の質問は、あの学生の指導教員に喧嘩を売っているのも同然だったって分かってる?」
    • 助教:「えっ?」
    • ボス:「『この研究の価値はない』すなわち『そんな研究の発表を許したお前の目は節穴だ』だよ」
    • 助教:「…」
    • 助教:「…」
    • 助教:「…」
    • ボス:「質問するのは良いことだけど、以後、言葉を選びなさい」
    • 助教:「…。ご助言、ありがとうございます。」
  • 例3:学部生のころ指導教員に質問しにいったとき
    • 学生:「先生、質問があります。」
    • 先生:「どうぞ。」
    • 学生:「この**がわかりません。〜以下、5分くらい説明〜」
    • 先生:「(笑顔で)よく分かりました。あなたは自分が何をわからないのか整理できていませんね。整理してからまた来てください。」
    • 学生:「えっ…」
    • 〜これを3回ぐらい繰り返す〜
    • 学生:「先に、質問を箇条書きにしてメールで送っておくか…。」