他大学の大学院に入りたい方は希望研究室の主宰者に必ず連絡をとってね

研究室という組織に所属する以上は、そのトップである教授の了解が必要です。

そういった意味ではコネとまでは言いませんが、事前に教授にコンタクトを取って、面識を持っておく必要があります。

私の短い大学教員経験から言いますと、事前に研究室主催者主宰者に問い合わせするのは絶対に必要です。理由は以下のとおり。

  1. そもそも、希望研究室では新たな学生を受け入れないかもしれない
    • よそへの移動や研究室のスペース的な問題、教育方針の問題で新たな学生を受け入れないかもしれません。
  2. 自分が大学院で学びたいことや行いたいこととのミスマッチを防ぐ
    • もちろん、研究室のWebサイトや研究業績(本や論文)、知人からのくちづてなどで情報を得ていると思いますが、より多くの情報を自分で手に入れるべきです。大学院入学に費やすコストは安いものではありませんから、慎重に選ぶべきです。
  3. 自分のライフスタイルとのミスマッチを防ぐ
    • 大学院の研究生活は研究室ごと、指導教員ごとに大きく違います。月曜〜金曜の朝から晩まで拘束する研究室から、完全放任の研究室までさまざまです。また、直接の指導を行うのが教授・准教授直々なのか、ポスドク助教任せなのか、博士課程の学生任せなのかいろいろです。ライフスタイルに合わない研究室では、初めての研究生活に耐えられません。良く調べる必要があります。

問い合わせについては、Webページなどでメールアドレスを公開しているならば、Eメール(ただし、パソコンから)で良いと思います。メールアドレスがわからないならば、手紙が無難だと思います。電話だと教員が捕まらない場合がありますので。

一ヶ月単位の期間で都合の良い日時を聞けば、たいてい、研究室訪問に応じてくれると思います。研究室主催者主宰者が忙しくても、助教ポスドク、博士課程、修士課程の方々が対応してくれる可能性があります。学生からの姿を実際に目にできる機会があるならば、必ず観察するようにしましょう。