新入生諸君!4月は教職員がてんやわんやしているので2重チェックを

気がつけば、大学教員になってもう10年を結構超えていた。そんな大学の春の経験豊富な私から大学への新入生のみなさまにアドバイス。

4月から大学生活が始まって、わからないことだらけ、不安だらけだと思いますが、大学の教職員(教員や学務係のみなさま)もてんやわんやしていて、イッパイイッパイですので、ウソを教えることはなくても、アップデートされていない情報や思い違いを伝えることは結構ありえます。最低限2重の予防線をはって自分にとって不利益がでないようにしましょう。

  • 最新かつ正しい情報が掲載されているのは、入学時 or 入学ガイダンス時に配布された各種書類です。どの書類もお正月休みが終わるまで捨ててはいけません
  • 入学時 or 入学ガイダンス時に配布された各種書類の中には、卒業するまで捨ててはいけない書類も含まれます(卒業に必要な科目や要件が載っている書類というか冊子は確実に卒業まで必要です)。どれを捨ててはいけないのかわからない場合は、全部とっておきましょう。
  • 教員、職員、先輩、同級生から聴いた情報を鵜呑みにしてはいけません。必ず、別媒体の情報でウラ取りしましょう。
  • 別媒体の情報とは以下のようなものです。
    • 大学、学部、学科・専攻・コースの掲示板の掲示
    • 大学、学部、学科・専攻・コースのWebサイト、特に最近は多くの大学でWeb経由でアクセスできる教務システムを提供していることが多いですのでそこのサイト
    • 入学時 or 入学ガイダンス時に配布された各種書類
  • 教員、職員、先輩、同級生から聴いた情報を復唱して確認しましょう。「すみません、確認させてください。***は〜ということであっていますでしょうか?」 相手の言い間違いはこれで回避することができることも多いです。
  • 多くの大学で履修登録できる期間は決まっています。必ず期間と方法をチェックしましょう。
  • 大学はいろいろな締切があります。なんらかの締切確認システムを構築しましょう。ちなみに私はGoogle Calendarを使って、Webでも、スマートフォンでも確認できるようにしています。

「なんで、新入生たる自分がこんなに面倒なことやらなければならんのだ」とお怒りのことと思いますが、大学教職員の多くは、1月から仕事仕事の連続で怒涛の勢いで4月になだれこんでいるため、優秀な方々も疲れによりぼんくらになっていることが多いです。なにとぞ寛大なお心でお許しいただければと思います。

では、ガイダンスの準備に戻ります。