実在の人物かつその人物が発言していないことをつぶやく「〜ボット」はやめたほうがよい

ネタにマジレスだけど、こういう実在の人物かつその人物が発言していないことをつぶやく「〜ボット」は悪趣味。特に対象が未成年者の場合は悪趣味を超えて、騙られている人物にとって直接の被害を与えるからやめたほうがよい。というか、未成年者がメディアに取り上げられるような発言をしていることはほぼないので「〜ボット」自体やっちゃダメだと思う。これは、天皇家の人に対してだろうが、有名人に対してだろうが、無名の人に対してだろうが等しく良くないこと。

これが敬宮さまでなく、自分の子供や近所に住んでいる子供の「〜ボット」に置き換えて、本人や本人の知り合いがそのような「〜ボット」を見た時のショックを想像した方が良い。大人の私だって、自分の「〜ボット」が作られており、かつ、自分がしたことない発言を流されていたら、それがどんな意図の下であったとしても、嫌な気分になるのは確実。さらには、その発言をネタにして、自分が批判されたり、笑いものになっていたら、即座に酒に逃げるレベルのダメージだと思う。

ちょっとしたジョークのつもりなのだろうけど、これは密室かつ対面で楽しむべきジョーク。全世界公開で行うならば単なる騙り or いやがらせになり得ることに注意しないといけない。実在しない二次元のキャラクターでさえ「なりきり」はイメージ悪化になる可能性があるので止めてくださいと言われるのだから、実在人物はもっとダメだって! 実際にこれと類似のことをやられた @kikumaco こと菊池誠さんは本当につらそうだった。

私が考えるセーフな実在人物の「〜ボット」の条件は以下のとおり

  1. その人物は成人であること(できれば、社会人であること)
  2. 「〜ボット」で流される発言は、その人物が実際に過去に行った発言のみであること
  3. 「〜ボット」で発言が流されるとき、かならず、その発言の出典情報も併記されていること(文字数上でそれが無理ならば、発言と出典一覧ページを別に用意し、Twitterのプロフィールページからリンクする)。(この条件の理由はこちら → なぜ、引用・転載をする際には出典を明記しなければいけないのか
  4. 上記の条件を満たせない場合は、必ず当人に「〜ボット」を運営する許可をもらっていること

追記:なりすましアカウントについて

どうも、今のところモラルで対応するしかないので、このエントリーになるほどなと思った方はそういうなりすましアカウントのフォローを止めてください。そして、知り合いとこういう系統の話題になったときには悪趣味であり、かつ、未成年者の場合は精神的ダメージもあり得るからよくないよねと伝えてください。