2009年から始まった教員免許制が廃止される見込みとのこと。
mainichi.jp
文部科学省は、教員免許に10年の有効期限を設け、更新の際に講習の受講を義務づける「教員免許更新制」を廃止する方針を固めた。政府関係者への取材で判明した。今夏にも廃止案を中央教育審議会に示し、来年の通常国会で廃止に必要な法改正を目指す。
免許更新制は、最新の知識や技術の習得による教員の能力の維持を目的に、2009年度に導入された。免許の有効期間を10年とし、期限前の2年のうちに大学などで教科指導や生徒指導などに関する30時間以上の講習を受けることを義務付ける。
このため受講には、学校での授業がない夏休みなどを割いて、まとまった時間を確保する必要がある。約3万円の受講料は自己負担で、学校現場からは不満が出ていた。
文科省が5日に公表した調査では、講習時間や受講料に負担を感じると回答した教員は、いずれも8割を超えた。多忙な教員の働き方改革に逆行し、一層の教員不足につながるとの懸念もある。
講習内容も課題だ。最新の知識や技術を習得できる受講内容だったか聞くと、44.8%が否定的な回答だった。「教育現場で役に立っていない」と答えた教員は37.8%で、「役に立っている」(33.4%)を上回った。
私は1,2回担当したかな。現状の制度ならば受講する教員の方、講義を実施する大学教員に負担をかけるだけの制度なので廃止に賛成。できれば、民主党政権のときに廃止してほしかった。
- 2009年07月:免許更新講習の位置づけがさっぱりわかりません
- 2009年10月:撤退戦のノウハウを蓄積して欲しい
- 2010年08月:免許更新講習ってまだ続くの?
- 2010年11月:更新講習未修了5100人 失効の恐れ 文科省
- 2011年06月:まだまだ続く教員免許更新
- 2015年02月:教員免許更新制がちゃんとした制度になっているっぽい